社会を動かしているものは何でしょうか? 「政治」「経済」などを思い浮かべる人も多いかもしれません。しかし、その根本をたどれば、行き着くのは、人の「心」です。政策も、経済対策も、どう進めていくかは、そこに関わる人の「心」が決めています。
一人一人の人生も、生活の中で無数に直面する選択を決定しているのは、各自の「心」です。右へ行くか、左へ行くか、進むか、止まるか、戻るのか…そうした選択の積み重ねで、人生の幸、不幸が定まっていきます。
それほど重要な「心の動き」。「大山命」は、そうした「心」をつかさどる神です。人間の「心の動き」を通して、人生を守ってくださる神なのです。

 

誕生する時に、肉体に魂を宿してくださるのも、「大山命」です。一人残らずに宿される魂は、「運命」となって、文字通り「命を運ぶ力」として、人生を導いていきます。
神が表される「運命」とは、生命力であり、潜在能力でもあり、必ず社会に役立つ力です。大山命は、この「運命」という見えないエネルギーを通して、仕合せな人生を送れるように、人間を救い、守り、導いてくださいます。ですから、自分が持っている「運命」の力が、存分に発揮できるように生きることが重要です。そのための生き方を、神は神示を通してお教えくださっています。
魂は、寿命が尽きると肉体を離れ、再び大山命の元へ戻ります。
つまり、誕生の時も、人生を歩んでいる時も、生涯を終えて魂となった時も、そして、次にまた生まれてくる時も…、全ての人間が、常に大山命と共に存在しているのです。

 

大山命は、この世に「希望の光(みち)」という救いの手だてを確立されました。それにより、一人一人が直接、神とつながることが可能となり、親、先祖から連綿と受け継がれている悪い因を断ち切って、神が授けてくださった「運命」(生命力、潜在能力)に沿って生きられるようになったのです。条件は、「神の教えに生きる」ことのみ。
「希望の光(みち)」を日々歩んでいけば、人生に悔いを残すことはありません。親、先祖から子孫へと続く「心の道」に良い生き方を残し、次に生まれてくる時は、大きく運命の階級を上げ、今生よりはるかに仕合せな人生が約束されます。これを、神は「開運」と表されます。
この「開運」こそが、人間の生きる目的です。しかも、自分だけでなく、良いものを受け継ぐ子孫も仕合せな人生を歩むことができ、代を超えるほど家系が栄えていきます。

そのように、永遠に続いていく魂の救いを、神は「真実の光(みち)」と表されています。「希望の光(みち)」を歩み抜いた先に到達できる救いです。大山命が人々に与えてくださるのは、人生のほんの一時の喜びだけではありません。生と死を何度も繰り返し、永続する魂を、根こそぎ清め、より仕合せな人生へと高めてくださる、究極の救いなのです。