「家族が大切」「家族で仕合せになりたい」誰もが願っていることでしょう。しかし、現実は、会話がない、心が通い合わない…という家庭が少なくありません。深い神の計らいの中で、縁あって家族になった者同士が、現状を乗り越え、和のある家庭を手にできるように、特別行事「『家族で学ぶ』をかなえるために」を、8月1日に開催いたしました。
「和のある家庭」にならない原因は?
家庭を大切にしていないわけではないのに、なぜ、何でも話せる、和のある家庭になっていないのでしょうか…。行事を通して、一人一人が我が家の現状を真剣に見詰め、原因を探っていきました。家族を受け入れているか。うまくいかない原因を相手のせいにしていないか。遠慮はないか…。職員の話にじっと耳を傾け、深くうなずいたり、心に刺さったことをメモしたり。時に、反省の涙を拭う姿もありました。
職員の熱い呼び掛けは続きます。「傷つきたくないからと、自分をかばったり、逃げたり、諦めたりするのは、自分の弱さ。それを克服しないと…」「自分を変えるしかない。その迫力に相手は付いてくる。愛しかない。神の教えを実践するしかない」「精神作用は、目に見えないだけで、必ず残る。だから諦めては駄目。焦っては駄目。必ず結果が出るから」身を乗り出して聞き入る姿勢に、「何かつかみたい」「現状を変えたい」という必死な思いがにじんでいました。
鮮明に見えた!「自分の修正点」
「家族とうまくいかなくて、足踏みしていた自分にぴったりだった」「ありのままの家族を受け入れる、愛の心を頂きました」「帰ったらすぐに、夫にずっと言えていなかった感謝を伝えたい!」確かな手応えを感じた出席者たち。大切なのは、「きょうから何をするか」です。
行事後、それぞれが晴れやかな表情で、前向きな思いを語っていました。
「『家族で学ぶ』と聞くたびに、心の中で『でも、うちはできない。どうしたらいいの?』と叫んできました。きょうの話は、事例も内容も、私に当てはまることだらけ。『やっぱり自分が変わることだ』と思いました。妻として、母として、温かい心で家族の話を聞き、温かい言葉で思いを伝えていきます。家族を責めるのではなく、みんなですがれる日を楽しみに、頑張ります!」
「遠慮があって、家族と素直に話せません。『そういうもの』と諦めてきましたが、きょう、私自身の愛情不足、会話不足に気付いたんです。急にたくさん話せなくても、自分から家族に話し掛けていきます」
「悩みを打ち明けてくれた子供に、『祈願した?』『教務相談に行くといいよ』で終わらせていました。我が子を思ってのアドバイスのつもりでしたが、それって、本人の気持ちを受け止めず、投げ出すのと同じ…。親として親身に話を聞いて、一緒に考える。きょうから接し方を変えます」
「心から仕合せを願っているのに、なかなか伝わらない親心…。でも、愛のかけ方が分からず、悪いところばかり見ていた自分、『ありがとう』すら言わなくなっていた自分に気付きました。逃げないで向き合いたい。まずは良いところを見て、褒められるように、神殿で祈願して帰ります」
神の応援を受けて、家族に愛をかけ続けたい!
各自が気付いた、さまざまな修正点。神に訴えながら改善に取り組めば、必ず変われます。なぜなら、家族が仲良くなることを、神も願われているからです。行事で紹介した、喜びの声(7月10日分)。自分の弱いところに真剣に目を向けると、それだけで家族の関係ががらっと変わる話は、特別なことでなく、誰にでも起こる奇跡です。
神は、一人一人の心の芯にある、「家族に仕合せになってほしい。だから一緒に、神の教えを学びたい」という気持ちもしっかりと受け止め、これ以上ないほどの応援をしてくださっています。諦めないで、焦らないで、家族に愛の心で触れ続けていきましょう。見えなくとも、その一つ一つの「愛」は、着実に積み重なっていきます。積小為大です。相手の反応にのまれ、気持ちがなえそうな時は、祈願で神に頼るのです。
自分も家族も仕合せに…。切実な思いで神の教えを学び、実践し、味わってきた喜びの数々。素直に家族へ「つなぎ」、「伝える」ところに、家族で学ぶ喜びがきっと「広がって」いきます!
特別行事「『家族で学ぶ』をかなえるために」は、「我が家は家族で学んでいる」という方も含め、一人残らずの方に出席していただきたい行事です。視聴会を行いますので、必ずご出席ください。