「神魂が宿る偉光会館があるおかげで…」「身近に救いの場があったから…」そう感じている人は数知れません。中でも、忘れようにも忘れられない東日本大震災の被災地では、心の底から偉光会館の価値を痛感しています。人の力ではなすすべもない自然の猛威を前に、茫然(ぼうぜん)自失となった人々があふれる中、神魂が根付く神所に救いを求めては、力強く乗り越えて、今日があるのが、宮城の信者各人です。
年月を経てさらなる発展へ前進
神が「布教所づくりを立ち上げよ」と呼び掛けられたのは、聖日(昭和62年11月15日)を迎えた直後。「直使の御魂をこの地に運ぶ」の神示を合言葉に推進が図られました。そして、各地に次々と神魂が根付き、聖日36年となる今では、ほぼ日本全土を網羅できるまでになっています。
開所以来、多くの人々が、祈願に、学びに、儀式に、相談にと、使って、使って、心を高めてきました。その生き方とともに、神の館も次代へ受け継ぐ時を迎えています。昨年始まった佐賀偉光会館の改築に続き、このたび宮城偉光会館も建て替え、改築する運びとなりました。「改築」とは、神魂が根付いた事実に変わりはなく、さらなる大きな発展、救いを意味する神のお言葉です。
胸に染みる神の深い愛
改築に向けて信者としてあるべき心を、教主正使者供丸光先生は、8月15日、神総本部から宮城偉光会館に中継し、神示を基にご指導くださいました。
大きな苦しみも、悲しみも、祈願で神に救いを求め、神の教えで心を立て直し、それぞれが力強く立ち上がってきたことでしょう。その輝く生き方、強さを、神は「『教え』を学び、『真理』に悟りを深める、信者の心を、神は讃(たた)えん」と表されました。
重要なのは「この期間をどう過ごすか」
改築工事の期間中、宮城の信者各位は、近隣の山形、岩手の偉光会館を利用することとなります。現状より距離のある偉光会館を利用するこの期間を、どのような心で、どのように過ごすかが、非常に重要です。
供丸光先生は、「この機会を捉えてほしい」「自分の人生を改める機会にしてほしい」「もっと大きな奇跡を味わってほしい」と、何度も、何度も呼び掛けられました。「ただ建物を造るのではない、『改築』です。願っているのは、環境を変えることではなく、心を改めること…」力強い供丸光先生のお言葉を胸に、それぞれが声を掛け合い、学び合い、必ず数段高い生き方を身に付ける決意を新たにしました。
新しい館にふさわしい自分を目指して
当日の勉強会を受けて、数多くの声が寄せられています。
「『神に“心”預けて、乗り越えてきた』とのご神示に、驚きと感動です。いつも『実体にのまれた』と思っていましたが、考えてみると、横道にそれそうになっても、学んで、気付いて、正しい道に戻れたり、落ち込んでも、力強く立ち直れたり、どれほどご守護いただいてきただろうと、感謝があふれました。それも、この偉光会館あればこそ…です」
「これからもっともっと心を磨き、新しい館に入るにふさわしい自分に生まれ変わることを誓いました。改築中も、東北中の偉光会館を活用させていただく意気込みで、学びを重ねていきたいと思います」
「震災をはじめ、いろいろなことがあったけれど、偉光会館あればこそ乗り越えてこられたと、感謝が新たになりました。さらに環境を引き上げていただけるありがたさとともに、神魂が期待してくださっていることをひしひしと感じます。ものすごい後押しだと思うと、感謝と感動で胸がいっぱいです」
「ご神示を目にし、この30年間のことが走馬灯のように思い浮かび、涙があふれました。これからも気を引き締めて、学びを深め、仲間の輪を広げたいと思います」
宮城偉光会館は、令和5年中に、新たに生まれ変わる予定です。