令和4年11月27日、教会史上初の「新生式」が、佐賀偉光会館で行われました。
掛け替えのない救世環境を次の時代につなぐため、偉光会館の改築が始まったのは、昨年7月。以来、「この期間が勝負。『神の教えで心を磨きました』と、胸を張って完成の時を迎えよう」と、それぞれが近隣県の神所に足を運んで約一年半。いよいよ、新生の日を迎えたのです。
神の色に染まった神所に感動が渦巻いて
平成5年の開所から約30年。偉光会館でさまざまな救い、喜び、奇跡を味わってきた人たちは、この日をどれほど待ち望んでいたか知れません。朝早くから多くの人々が列を成し、開門すると深々と一礼。館を仰ぎ見て、涙を流す人、頭(こうべ)を垂れる人…どの人の心も感謝で満ちあふれています。精いっぱいの真心を拍手に込めて、神主教会長先生、教主正使者供丸光先生、神奉仕供丸清先生をお迎え。神門には暖かい太陽の光が降り注ぎ、神が偉光会館を包み込んでいるようでした。
まず、神の使い人による「清魂の儀」を挙行。木の香りの漂う神殿は、清らかで温かく、神総本部真実の光会館光明殿と見まがう荘厳さです。神のご存在を感じる中、正使者の御手により入魂がなされると、参列者は感動に打ち震え、涙、涙。供丸光先生、供丸清先生が全館を回り、倉庫に至るまで丁寧にお清めくださり、建物全体が神殿になったかのような神聖な雰囲気で満たされました。
再確認した、神が根付く館の価値
続いて、「新生式」が執り行われました。
「各地に偉光会館がある原点は、供丸斎先生の思いから…」そう切り出された供丸清先生。人々の仕合せだけを願われた代神、直使の御心、神の愛の深さについて語られ、供丸斎先生が次の時代に託した思いが、確かな形となったことを祝われました。
教会長先生は、偉光会館の真価は、建物の規模でなく、得られる救いの大きさにあることをお教えくださいました。「困った時の神頼みや、目先の結果を求め、自我を通すすがり方から脱却し、自分の人生に欠かせない心のよりどころとして、家族で連れ立ち、偉光会館に心を向けてほしい」館で得られる救いを必ず味わうために何をすべきか…、それぞれが胸に焼き付けています。
供丸光先生は、佐賀に表された神示を軸に、お話しくださいました。
開所かなえて早三十年 「教え」のある家庭に起きる奇跡は
その家(や)の「心の道」が 太く 強くつながり 良き因が芽吹き始めている
開所かなえて早三十年
「教え」のある家庭に起きる奇跡は
その家(や)の「心の道」が
太く 強くつながり
良き因が芽吹き始めている
開所をもって神が根付き、開運がかなう環境になったこの地。「良き因が芽吹き始めている」との一言に希望が湧き上がりました。神の守りの中にある神所があればこそ起こる奇跡の数々。そのお力が真実の光会館につながっているとのお話に、神の館の価値をあらためてかみしめ、各自が家族で活用していく意欲を高めています。
生き方を修正し、喜びの輪を大きく広く
「この建物にふさわしい自分となれるよう、心を磨いていきます」「私たちのために現された救いの御場所を、家族で大切に活用し尽くしたい!」佐賀偉光会館には、感動が渦巻いています。
「自分の気持ちを話すのが苦手で、なかなか家族に『偉光会館に行こう』と言えませんでした。改築の間は、そんな自分を変える時と思ったんです。勇気を出して子供を誘ったら、福岡の神の館まで楽しく足を運べて…。これからは、新たな偉光会館を家族で目いっぱい活用し、教えで生きる醍醐味(だいごみ)をみんなで味わいたいです」
「このような一大慶事に立ち会えて幸福感でいっぱい。その分、もっと高い志を持って、教えで生きる人の輪を広げようと心に決めました。まずは息子の家族から。人と接するとき、つい強い言い方をしてしまうのが私の課題なので、いつも『温かい心で』を意識して、触れていきます」
「新生式」は文字通り、自分自身も新たに生まれ変わる時。その決意の輪は、全国にも広がりました。
「新生式は、『佐賀のこと』ではないんですよね。神の教会の出来事は、全てに意味があって、『全信者に関わること』。見逃さないように、自分から関わっていかなければもったいない。そう思って出席したら、神総本部で祈願し、学べる感謝が湧き上がり、もっともっと大切に活用していきたい気持ちが膨らみました」
「自分のペースで物事を進めたくなるのが私の悪い癖。子供や孫に対しても、つい学びに、儀式に…と思いが巡ります。そんなとき、焦って押し付けたりしないで、相手の気持ちを聞きながら、受け入れてもらえる言い方をしていこうと意識しているところです。仕合せになれる生き方を、自分が率先して実践し、家族につないでいきます!」
「家族と本音で語り合いたい」「夫に、素直に『ごめん』を言える自分に…」「自分本位を卒業し、家族の『心』と向き合おう」「子供たちに良いものを残せるように、心遣いを大切にしたい」神の教えを一家で学び、心を磨き抜く気持ちを新たにした人々。人間の仕合せのみを願われる神の愛を忘れず、生き方の修正に努めていけば、今まで以上の「奇跡」が必ず得られます。
「神の救世ものがたり」新章の冒頭を飾る一大慶事、「佐賀偉光会館新生式」。神魂が根付く神の館を活用するのは、私たち一人一人です。家族そろって出入りし、心を磨き、高めていきましょう。