朝起きてから夜寝るまで、日に何度となく思いを訴える御神体。焦っても、落ち込んでも、腹が立っても、傷ついても、祈願すれば、必ず“心の安定”が手に入ります。乱れた気持ちを神の力で収めていただけるから、悔いる思いを引きずることも、感情に任せた言動を取ることもなく、正しい心の動きを積み重ねていけるのです。こうした神の力、不思議を味わうには、「御神体」を通して、神に通る祈願をすることが欠かせません。12月15日には、神総本部真実の光会館光明殿で、「清魂の儀」を挙行。神示教会の地域を預かる職員、地域窓口が見守る中、教主正使者供丸光先生、神奉仕供丸清先生が、新年の御神体に神の御魂を封じ込めてくださいました。
神示から、来年の課題が明らかに
家に祭る「御神居用」、いつも携帯する「個人用」、車などに祭る「乗り物用」の三形態の御神体が整然と並べられた光明殿は、息をのむほどの荘厳さ。その一体一体に入魂するため、丁寧に丁寧に神事が進みます。御塩で御神体を清められると、九字を切られる力強いお声が響き渡り、あまりの清らかな雰囲気に、すすり泣く声も。
「新たな年も、心迷うことなく、教えに生きて、信者やその家族の皆さまが大きく守られるように…」「社会の変化にのみ込まれないように…」「運命に導かれた人生が歩めるように…」。清めのたびに、新たな年の信者の仕合せを願ってくださる神の使い人。その思いをお受け取りくださった神からは次々と神示が表され、迎える年の姿や、さまざまな課題をどう乗り越えればよいかが明らかになりました。
最後に、供丸清先生は、あらためて御神体の価値をお教えくださいました。「『何とか助けてあげたい』この愛の塊が、神の心の正体。その心と神の魂が身いっぱいに詰まっているのが『御神体』」と。
“一人一人が喜びあふれる一年を…”そのことのみを願われる神と使い人の深い愛が、立ち会った各人の胸に迫ったひととき。「御神体の価値を語り尽くしたい」「地域の皆さんがもっと仕合せに…」「まずは自分が、これまで以上に教えで生きよう」と、それぞれが縁ある人の仕合せを願う、救世の思いを燃え上がらせています。
神と共に生きる、御神体の価値を周りの人へ
「長年、御神体をお預かりしていますが、きょうは、『命を吹き込む瞬間に立ち会わせていただいた』と感じました。御神体は、御魂が封じ込められた『ご分魂』であることを、目の当たりにした思いです。どれほど尊いものか…。見た目はお守りの形でも『中身が全く違う』と、皆さんに力強く語っていきます」
「世界が大きく変わろうとしている今。御神体には、『変化にのまれることなく、仕合せになってほしい』『絶対に守るから大丈夫』という神の愛が込められていると感じました。だから、地域の皆さんが御神体を手にし、みんなが家族で乗り越えられるように…。信者さん一人一人に寄り添って、声を掛け合いながら、神に心を預ける一年を歩んでいきたいです」
「『救いたい』神の願いは本当にそれだけで、その思いが込められている。お札でも、お守りでもない、神そのものの御神体。御神居に祭って満足では、あまりにもったいない。ご分魂をお迎えできる感謝を忘れてはいけないと思いました。心を見詰め、正しい祈願をすること。そのためにも、教えをしっかり学ぶこと。学びと祈願は両輪だと、あらためて強く感じています」
「地域の方に心配事があり、自分の気持ちも揺れたときは、そのままの思いを御神体に祈願してきました。そうすると、冷静になれたり、肩の力が抜けたり、心が安定していくんです。人に掛ける言葉一つも違ってきます。何かあってもすぐに祈願できるのは、御神体をお預かりしているから。この最高の環境をみんなで活用していこうと決意しました」
調和に生きる人々は、喜び、生きがい多い人生を歩んでゆけると、神が言われる令和5年。教えを学び、真理で社会を見詰めていけば、何があっても、心迷うことなく前進できます。年明けにはいち早く御神体をお預かりし、心の安泰を味わう一年を過ごしましょう。