3月18日、フロリダの事務所から職員が出張し、アメリカ東海岸で行事が開催されました。今回から、会場はワシントンD.C.へ。日本から贈られたソメイヨシノが街に咲き誇る中、周辺の州から駆け付けた約30人は、久しぶりに信者仲間や職員と再会し、笑顔も満開。中には、飛行機で5時間以上かけて足を運んだ人もいます。以前に比べ、夫婦や家族での出席が増え、初めて参加する人、友輝会の青年たちの姿も見られました。
“真理で生きれば救われる”は万国共通
「信者心の基勉強会家庭編」は、英訳付きで、日本語が分からない人にも真理が届き、学ぶ姿勢は真剣そのもの。「家庭から仕事の真理まではっきり見えた」「欲についてお教えくださり、心のバランスの取り方が分かった」その人に必要な気付きを与えてくださることからも、神の愛が伝わります。
続いて行われた「係・信者の集い」は、学びから気付いたことや、救われた喜びなどを語り合うひととき。積極的に語ったのは、今までほとんど発言のなかった外国人の男性たちです。
「人との関わりの大切さに気付けたのは、神の教えのおかげ。生き方を変えようと学びを深める中で、内向的な自分が病院のボランティアに参加するまでになった」と語ったアメリカ人の男性。うれしそうに話す姿に周りも感化され、発言が続きます。「学び続けて40年、今、穏やかに生きられている。英語の教材が増えたこともありがたい」「先入観を持たず、『この人から何が学べるんだろう』という気持ちで人と触れるようになったら、視野が広がった」。他に、「1日15分の学びを心掛けたら、教えがふとした時の判断を守ってくれているのを感じる」という声も。一人一人の体験が、「真理」は“言語、人種、文化を越えて通用する”ことの、まさに証しです。信者である喜びや感謝が、それぞれに深まりました。
10代、20代の青年たちは、自分の気持ちを素直に発表。「宗教ではなく、生きるために必要なものと感じている」「哲学との違いを考えてきたけど、相手の心にのまれなくなり、それがはっきり分かった。これからも学びを頑張りたい」真っすぐで、爽やかな思いは、出席者の心に新鮮な空気を注ぎました。
中には、子供に“教えを生かす”ことを教えられたという人も。チームメートに嫌みを言われた息子が、絶対言い返さないと話すので、理由を聞くと、「『実りの集い』で教わったように、自分がされて嫌なことはしたくないから」。その言葉を聞いて、息子の成長を感じ、大いに刺激を受けたそうです。教えに触れられる家庭環境では、親子ともども心を高め合えます。
地域の力が家族の救いを後押し
未在籍の夫と訪れた女性。当日を迎えるまで、「変えるのは夫の生き方ではなく、まずは自分」と、教えの実践に取り組んできました。「家族ですがりたい」と努力するこの人を、地域の仲間も応援。アドバイスをしたり、励ましたり、時には、信者である地域の男性が本人に直接、教えで生きる素晴らしさを伝えたり…。「神示教会のご案内」に出席した夫の感想は、「This is good!」。係が「一緒にやってみましょう」と伝えると、「Yes!」との返事が。妻は、「まさか、きょう籍を置けるなんて…」と感無量でした。夫婦で信者の歩みをスタートした数日後、「家庭の中で神の教えをたくさん耳にするようになり、もっと知りたくなった」と学びに前向きな報告も届きました。
伴侶の在籍がかなわずに焦っていた女性は、このご夫妻の姿を通して、自身の夫との向き合い方を見詰め直しました。子育ての悩みや、国際結婚の苦労の乗り越え方など、同じ環境の人たちと話して心が軽くなり、夫婦で温かく触れ合っていく意欲を再燃させています。
3年ぶりに仲間と触れ合い、新たな出会いも生まれたこの日、係の心の重なりも深まりました。次回は、6月の教主正使者供丸光先生ご担当の「海外信者勉強会」。「家族を必ず連れてきます!」「あの人も、この人も連れてきたい」救世の輪を広げるために地域が一丸となっています。