子供の仕合せを願わない親など、一人もいないでしょう。しかし、そのために何をすればいいのか、どう関わるのが正しい親の姿なのか、自己流で考え、動いていたのでは、心の溝は深まる一方かもしれません。関わり方は、子供の性格によって異なります。乳幼児から小学生、中学生、高校生、大学生、社会人…と、年代によっても変化します。いつだって手探りの子育てであっても、神の教えをひもとけば、確かな答えが得られます。4月30日に行われた「親の会」には、0歳から30歳までの子を持つ親御さんが集結。自信を持って我が子と向き合っていけるように、親としてするべきことを見詰めました。
正しい関わりを知って、本物の親子へ
冒頭の「本物の親子になろう」という呼び掛けから、出席者は、身を乗り出すように職員の話に聞き入りました。「我が子は、神から、『この子を人の役に立つ人に育て上げ、社会に送り出して』と託された命。決して私物ではない」「親になったのではなく、親にしていただいたという謙虚な心が必要」「感情を努力だけで抑え込むと、積もり積もって爆発してしまう。感情は、学びと祈願で流すことが大切」「父親、母親が、それぞれに意見を言ったのでは、子供は混乱するだけ。父母の意見を一つにまとめて語ること」さまざまなポイントが飛び出すたびに、うなずいたり、メモを取ったりする方々。真剣な姿勢から、我が子を思う親心があふれます。
我が子が 思いの全てを 安心して語れる親であれ
日々 思いを親子で語り 信頼が育つところに
我が子の心(実体)は安定し 運命の力が引き出されてゆく
我が子が 思いの全てを
安心して語れる親であれ
日々 思いを親子で語り
信頼が育つところに
我が子の心(実体)は安定し
運命の力が引き出されてゆく
『真実の光・神示 平成28年版』161ページ(中略あり)
何と言っても大切なのは、夫婦の会話です。いらいら、くよくよ…思うようにならない心の内も、我が子の心配事も、まずは伴侶に相談。一番分かり合う必要があるのは、夫婦だからです。夫婦の心が一つに重なって初めて、子供の運命、良さを引き出す関わりが持てて、我が子が多くの人から求められる、仕合せな人生を歩んでいけるのです。
「教えの実践に手遅れはない」という言葉に勇気を得た出席者たち。「妻にも子供にも、自分の価値観を押し付けていたと反省。夫婦でお互いの気持ちをもっと語り合うことから始めたい」「帰ったら、真っ先に、『親にしてくれてありがとう』と娘たちに伝えます」「『“忙しい”は理由にならない』が心に刺さりました。娘はいろいろ話してくれるのに、私たちにゆとりがなくて…。『これが終わったら聞くね』など、もっと丁寧に声を掛けていきます」それぞれが、気付いたこと、できることから、取り組もう!と意欲に燃えています。
気付いたことは今から実践! 手遅れはない!
「友達に怒ってばかりの子供を見て、『一人っ子だからわがままに育ててしまった』と思っていたんです。でも、ある時、娘の怒り方が“私とそっくり”で驚きました。感情にのまれやすい自分にも気付いて、これでは背中を見せられないと思って…。悪い生き方が受け継がれていかないように、もっと心の幅を広げていきたいです」
「我が子は『神からの授かりもの』という言葉が心に残りました。最近、『もう2歳なのに、まだこれができない』と焦っていたのは、“子供が、必ず仕合せになれる運命を頂いていること”、“親にさせていただいた感謝”を忘れていたからと気付きました。祈願で焦る気持ちを流していただいて、夫と一緒に、うちの子だけの良さを見つけていきます」
「母子家庭なので、“夫婦で何でも話す”ができません。でも、きょう、『伴侶に話す。伴侶がいなければ、家族に話す。そして、何でも神に話す』の言葉にはっとしました。父親役までやろうとしないで神に頼り、迷ったら両親に聞いてもらいながら、母として、子供の心を温かく包むことを意識していこうと思いました」
神の教えは、学んで気付いたことを、実践してこそ価値があります。祈願しながら、「自分が変わる! 自分を変える!」努力を重ねていくところに、もっと心が通い合う、何でも話し合える親子に、必ずなっていけます。我が子を思う親心の結実を楽しみに、きょうから実践あるのみです!
この行事を受けて、感じたことや気付いたこと、実践してみようと思ったことなどありましたならば、5月23日までにぜひご提出ください。(提出先;神総本部光寿会館1階ご案内、各偉光会館)。
次回の親の会は、6月に開催します。6月4日は乳幼児から中学生の親御さん、25日は15歳から30歳まで(友輝会)の親御さんが対象です。重ねて出席してください。併せて、青少年対象の「実りの集い」「友輝会」も、親子で学びましょう。