「自分が味わった喜びを、周りの人にも伝えたい!」神に救われた感謝の心を基に、縁ある人の仕合せを願うのが、神示教会の係です。神への報恩の思いで人のために尽くす全ての係が、テーマとして掲げられた「係家族丸ごと仕合せになろう!」を必ずかなえられるように、「係家族の会」が開催。初日の5月3日、係とその家族が神総本部と偉光会館に集いました。
「家族丸ごと仕合せになっていますか?」「絶対になってほしい」冒頭から直球で投げ掛ける職員の言葉に、出席者は真剣なまなざしで応えます。
係が生まれし我が家には 神の心が芽吹くゆえ 家族それぞれ 声掛け合って生活すべし
必ず その家は栄え 悔いなき人生手にできる
係が生まれし我が家には
神の心が芽吹くゆえ
家族それぞれ
声掛け合って生活すべし
必ず その家は栄え
悔いなき人生手にできる
『真実の光・神示 増補版(平成15年~令和3年)』67ページ
“温かい関心”と“思いの共有”
人として誰もが抱くのは、“仕合せになりたい”という思い。その原点は、ごく身近な“家庭”にあります。仕合せな人生を歩むために、神の手の中で集められたのが、今の家族。この先、何度生まれ変わろうとも、「二度と同じ姿、同じ関係で会うことはありません」の言葉に、誰もがドキッ。さらに、「だからといって、いつもニコニコ、仲良し家族を…と言っているのではないのです」と続くと、エッと顔を上げる姿も。考え方や価値観の異なる者同士が出会って家庭を築くのだから、けんかの一つや二つが起きるのは当然のこと。避けたいのは、「無関心の冷たいけんか」。一方、本音を伝えたい、分かり合いたいがゆえにぶつかってしまうのは、仕合せにつながるけんか。そこにあるのは、“温かい関心”です。「悩みを聞いてほしい」「つらさを分かってほしい」さまざまな思いを“共有”すべき相手は、他でもない家族なのです。
「自分の思いを分からせよう」「言っても無駄だから我慢しよう」といった自分目線の感覚ではなく、相手の心を感じ取り、自分の思いを伝えて、相手の思いも聞いて…、そうした関わりが目指す姿です。そこに、多くの縁を大切にできる“奉仕の心”が磨かれていきます。
家族で「教え」を学び 「真理」で関わる家庭を 家族で築く努力を重ねる
家族の運命(こころ)は重なり 実体は愛心に染まってゆく
「教え」が 家族に関心を持たせ 会話の絶えない家庭をつくる
万人・万物に 温かい関心(こころ)で触れる 奉仕の心が育まれてゆく
家族で「教え」を学び
「真理」で関わる家庭を
家族で築く努力を重ねる
家族の運命(こころ)は重なり
実体は愛心に染まってゆく
「教え」が 家族に関心を持たせ
会話の絶えない家庭をつくる
万人・万物に
温かい関心(こころ)で触れる
奉仕の心が育まれてゆく
『友輪』338号24ページ
係のいる家には神からのご褒美が
家族で教えに生きる努力を重ねれば、どこよりも心が安らぐ、仕合せな家庭が築けます。そのような環境の中で暮らせると、係として、身近にいる地域の人たちにも、自然と温かく寄り添っていけます。人の仕合せのために尽くし抜いた係は、人生の終日を迎えた時、「あなたのおかげで…」と感謝され、惜しまれ、多くの笑顔に包まれながら、自分も笑顔で旅立てます。さらなる神からのご褒美は、子孫の仕合せ、幸福を生む、「輝光(ひかり)」という勲章です。係として務めることは、本人だけの問題ではなく、我が家の、子孫の仕合せをもたらすとの話に、熱いものが込み上げ、涙ぐむ係も。その隣で見守る家族の姿からも、温かい空気が流れました。係とは何か、「家族で丸ごと仕合せに」と言われるのはなぜかを家族で共有し、「家族でいられる今だからこそできること」「取り組まなければいけないこと」が心に湧き上がりました。
大事な家族に寄り添い、共に仕合せを
「『心の温度を上げ、家庭を温かくするのが神の教え』心にグサッと来ました。先日、子供から、『僕には強く言うのに、信者さんにはすごく優しい』と言われたばかり…。家族に温かく寄り添える心の温度を上げていくのは、まず自分からなので頑張ります」
「母が係をしていて、いつも大変そうと思っていましたが、表面的なことしか見えていなかったと分かりました。人の仕合せを願うことが、自分の仕合せにも、家の開運にもつながるとは、すごいこと! 係の任の奥深さを実感できたので、きょう来て良かったです」
「係を務められるのも、夫が支えてくれているからと感謝が湧いてきて、早速お礼を言いました。家族がいて、安心できる家庭があってこその私だと思えました。家族への感謝を忘れず、もっと温かく寄り添っていきたいです」
「家族に教えを押し付けたり、もっと学んでと責めたり…。言われた方はどんな気持ちだったろうと、大反省です。なぜそうしてほしいのかとか、仕合せになってほしいから…という、大事なことをちゃんと言っていませんでした。“自分の本音を丁寧に伝える”、これを実践していきます」
「私は信者ではありませんが、妻がいつも穏やかで、人のことを思っていて感心します。一緒に行こうと言われたので参加してみました。夫婦二人でうまくやっていけるのは、妻がいい教えを学んでいるからなんだと、あらためて思った次第です」
“家族で丸ごと仕合せになる”その勇気、意識さえあれば、たった今からでも、そこに近づけます。家族と生きられるのは、決して当たり前ではない。奇跡で結ばれた、限りある時間の中での縁であることを忘れずに、日々の会話、相手への思いやり…、できること、できていなかったことを今から実践しましょう。
神総本部では、5月4日、5日にも、地区指定制で行います。指定日時に出席できない場合は、他の日時にご出席ください。偉光会館は、それぞれの偉光会館でご確認ください。