「人のために…」という愛ある心遣いは、自分を磨くばかりか、子や孫の仕合せをもかなえるもの。神示教会の「係」は、こうした愛の心で、周りの人たちの仕合せを願い、温かな気配りをしている人々です。5月21日には、165名の新たな係の誕生を祝う「係就任式」が行われました。
「たくさん救っていただいたご恩返しがしたい」「係として信者さんのために尽くす父に憧れて…」さまざまな思いで、この日を迎えた新任係の人々。同席した家族も、地域の仲間も喜びにあふれ、心和むピアノの生演奏が響く会場に、弾けんばかりの笑顔の人たちが集結しました。
生き方をさらに磨く気持ちに
神奉仕供丸清先生にご臨席を賜り、式典がスタート。最初に、職員が祝辞を述べました。「一人残らずが救われるには、神から離れないよう、“つなぎ目”、すなわち神の愛に重なる人が必要。ご一緒に担ってほしい」。熱い呼び掛けに、係各人が深くうなずいていました。
続いて、新任係の2名が決意を発表。実は、2人とも、2代目、3代目の係です。良い生き方をつないでもらって、今の仕合せがあると感謝でいっぱい。「係である夫と共に心を磨き、母と義母の思いを受け継いで頑張ります」「奉仕心を磨いて、我が家の心の道に、たくさんの良き因を残して、次の代へとつないでいきたいです」それぞれが、係として、これまで以上に人の役に立つことを誓いました。
地域の代表が語ったのは、地域の素晴らしさです。「いろいろな性格の人がいる地域。自分の受け止め方や捉え方を見詰め直し、改善していけば、心の幅が広がり、不思議とどのようなタイプの人とも仲良くなっていける。まさに、『神が導き、守る』地域の持つ力」「教えを学ぶ人同士だからこそ、お互いを高め合える地域は、最高の環境」。各人が地域の魅力を再認識し、一丸となる思いを深めました。
重ねて、神奉仕供丸清先生がお言葉を下さいました。
神示の一節、係は「信者の手本」に込められた、「絶対に輝く人生を手にしてほしい」という、神の期待の大きさと温かなまなざし。「皆さま方の輝く姿をもって、本当の仕合せはこのようなもの。こうすれば手に入ると示してほしい。なぜならば、形のない神にはできないことだから」「係になっただけで終わってほしくない。自分が輝くだけでなく、自分の家族や友人までが、輪を広げるようにして光ってほしい。それが神の願い」。供丸清先生が教えてくださった「神の思い」、その愛の深さに、誰もが胸を熱くしました。
係の立場が 我が「家庭(や)」を守り 「心の道」を 太く 強くつなぐ手段と悟るべし
係の立場が 我が「家庭(や)」を守り
「心の道」を 太く 強くつなぐ
手段と悟るべし
教えのある我が家が、どれほど自分たちの人生を守るか…。「家庭」という足元を固め、輝く存在になっていく思いを強くしたひととき。
最後に、神歌「希望の光」を斉唱。神に救われたこと、支えてくれた家族や地域の仲間への感謝、そして、係心を磨いていく決意を新たにしています。
感謝の心で、救いの輪を広げて
「どこまでも人のために尽くす、係のお手本のような母。その生き方を受け継ぎたくて、係になりました。まだ母のようにできませんが、供丸清先生が教えてくださったとおり、神にはできない、『救われた喜びを語る』ことをしていきたい。話し下手ですが、“どのような心で”を神は応援してくださると伺ったので、真心込めて伝えていきます」
「係になって頑張ってきましたが、『難しい段取り 対応は何もない』というご神示を聞いて、“○○しなければ…”と形にのまれていた自分に気付きました。大事なのは心。『仕合せになってほしい』という“純の愛”を忘れずに取り組んでいきます」
「神の教えを学ぶ中で、神は、必ず仕合せへ導いてくださると実感しました。孤独を感じていた私が、こんなにたくさんの人に囲まれて過ごせるなんて…。今は本当に仕合せです。これも、歩みの遅い私を助け、褒めてくれた仲間のおかげ。私も、信者さんに愛の心で触れていきます」
「きょうは、母の就任式。『係』がどんな立場か、どんな心で、何をするのかがよく分かりました。母がこれからどんどん活躍できるように、サポートしていこうと思います」
神の教えを心の軸に据えれば、相手の気持ちが見えてきます。人の思いを感じ取れるから、誰とも調和していけます。そうして自分の心を育んだ分、我が身、我が家に返る仕合せ。一人一人が必ず手にし、いつの日か、「係になって良かった」と言えるよう、神の愛に重なる心へ高めていくことを固く誓っています。