神に新年のご挨拶を――。夜明け前から神総本部を訪れた人たちが、開門と同時に真実の光会館へ。教会徽章が金色に輝く光明殿を仰ぎ見て、神門で深々と一礼。家族連れも多く、それぞれが真心を込めて、新たな年を迎えられた感謝と、一年の安泰を願う思いを神に届けます。
家族が見守る中、恭しく御神体をお預かりする人々。友和会館では、新刊図書『心の旅路104』を求め、待ちきれない面持ちで読み始める人も。また、1月1日発行の『友輪』341号に掲載されているのは、教主正使者供丸光先生を通して表された最新の神示。まさに予言です。各人が大切そうに受け取りました。
一年を悔いなく歩む決意を
10時からは、今年の指針をつかむ「祈願祭」が挙行されました。
行事の前には、「分魂を我が家に」の動画を視聴し、神の御魂が宿された御神体、神の分魂を預かる大切さを確認しました。それぞれが、折に触れて祈願し、生き方を高めていく人生の価値をあらためて心に刻んでいます。併せて、一年分の思いが詰まった旧年の御神体を、期日までに返納する深い意味も再認識。新たな年を、流れに乗ってしっかり歩む気持ちで、「祈願祭」に臨みました。
神主、教主、神奉仕それぞれのお話から、「開運」についてつかめたひととき。神奉仕供丸清先生は、自分の存在、人柄が輝き出した姿こそが「開運」と言われ、「この年、どうしても輝く自分を手にしてほしい。それが神の願いです」と、熱く呼び掛けられました。
重ねて、神主教会長先生は、「開運人生」を我が物とする上で必要な心構えをお話しくださいました。大事なのは、神と自分との「つながり」。それを強固なものにしていけば、不安一色の今の社会でも安心感の中で生きられることを、温かく語り掛けてくださったのです。
神示教会は、人生を悔いなく送れるばかりか、仕合せな歩みを子孫へとつないでいける、この世で唯一の環境です。教主正使者供丸光先生は、「祈願祭」の神示を基に、そのために「ことしをどう生きればいいのか」を、具体的にお教えくださいました。
今年の課題は
家族が神示「真理」に
多くの気付きを得て
「真理」で関わる家庭を
築く努力(こころ)
この努力が 実体を引き上げ
運命に導かれた人を育てる
心を向けるのは、まず家族、きょうだい、親戚…。一日一日、正しい努力を重ねるほど、病気や事故・災難が遠ざかる人生、そもそも呼び込まない人生を歩んでいけます。
きょうから踏み出す「開運」への一歩
「『開運』と聞いて、自分のことだけでなく、『子供たちに仕合せを残してやりたい』と思いました。供丸光先生が、運命に導かれた人生を歩めば、家族も守られる…と話してくださったから。そのためにも、夫と一緒に教えを学び、心を重ねる努力を大切にします。『開運』には『実体の修正』が欠かせないことも分かったので、ネガティブな性格をどこから直せるか…、これも学んで見つけていきます」
「今年の課題を教えていただき、昨年、夫と始めた教会図書の読み合わせを続けていこうと思いました。それに、夫婦でじっくり話し合うのはもちろんのこと、同居の夫の家族とも、ますます何でも話していきたいです。神主が『どのようなときも、大きな神の後ろ盾を頂いている』と教えてくださったことを胸に、お預かりした御神体をもっと意識して、常に神のご存在を感じながら、祈願できる自分を目指します」
「昨年、ステージⅣのがんが判明し、余命5年と言われました。でも、心は全くぶれず、『神と乗り越えよう』という思いが湧き上がってくるんです。それにこのことで、家族だけでなく、疎遠だった兄弟や親戚が、一丸となって支えてくれました。医師にも恵まれ、薬が効いて、どんどん回復しています。神にも、支えてくれた家族や身内にも感謝しかありません。救われた喜びを、『心の旅路』を渡しながら語らせていただきます!」
「開運」は、一朝一夕にかなうものではなく、「一年一年の積み重ね」が物を言います。毎日、神の教えに触れ、自分の修正点を見つけてコツコツ修正。目標が具体的に定まっていればこそ、道をそれることなく、的を射た努力を重ねていけます。そこに、昨年より今年、今年より来年と、実体を引き上げていけるのです。
元日の夕方には、北陸地方を震源とした大きな地震がありました。しかし、いかなるときも、神の教えと祈願があれば、不安や焦りの感情にのまれることなく、冷静な判断を下しながら、力強く乗り越えていけます。重要なのは、「祈願祭」の神示にあるとおり、家族中で教えを学び、親らしく、伴侶らしく、子供らしく関わり合うこと。励まし、支え合う家族の重なりが、何事からも人生を守る大きな力を生み出します。
令和6年には、ついに真実の光会館、神の座・光明殿と仏の座・安明殿を結ぶ参道が、真っすぐにつながります。3月30日に「安明殿参道完成清めの儀」を、31日に「安明殿参道完成記念式典」を挙行いたします(行事の詳細は、1月15日以降、公式サイトや掲示でご確認ください)。
ますます救いの道が確かなものとなる今年。年頭から、悔いのない毎日を積み重ねていきましょう。ことしの「心磨き」の歩みがいよいよスタートです!