平成元年3月29日の誕生から、多くの人が救われ、愛着を深めてきた石川小松偉光会館。今後、さらに大勢の人たちを仕合せ・幸福へと導いていくために、大規模な改築工事を行うことになりました。救世の環境を次世代へとつないでいく、一大慶事です。着工に先駆けて、1月29日、教主正使者供丸光先生による「石川小松偉光会館 改築に向けての信者勉強会」と「清めの儀」が挙行されました。
石川では、曇天続きが通常のこの季節。それが、驚くような晴天に恵まれ、まばゆい朝日に照らされた偉光会館は神々しいほど。開門前から参拝者が訪れ、いとおしそうに建物を見上げる人、目頭を押さえる人、味わった奇跡を語り合う人…。家族連れも多く、それぞれからあふれ出る感謝の思いが館中を包みました。
教えを軸に生き方を高めてきた歴史が
開所から34年。神の館と共に歩んだ自身の人生を思い出し、「信者勉強会」が始まる前から胸いっぱいの面持ちの人も少なくありません。供丸光先生は、過去何度も訪れた石川小松偉光会館の神門をくぐった時に、実家に帰ってきたような懐かしい感じがした…と優しく語り掛けてくださいました。「最初の頃は課題ずくめでしたね」と振り返りながら、神の教えを通して一人一人の心が確実に磨かれ、自分の持っている力をささげる心、人に関わっていこうとする思いが深まっていると、お話しくださったのです。
建物が新しくなる。なぜ今なのか…。どういう気持ちで受け止め、工事中、どんな思いで過ごしたらいいのか…。各人が供丸光先生のお話に聞き入り、時に大きくうなずきながら懸命に書き留める姿も。次の救世の段階へ進むために必要な改築であること。家族で、最寄りの神所に出入りして、新たな偉光会館にふさわしい心を育むことを胸に刻みました。
当日の神示(儀式中に表された神示は、「菜の花ひろば」でご確認いただけます)
続いて、偉光会館にお祭りしているご分魂から御魂を抜く儀式が行われました。この地に神魂が根付いている事実に変わりはなくても、各人の心に少なからずあった、一時閉館を寂しく思う気持ち。それが、神の使い人が全力を傾けて執り行ってくださった儀式をもって、一人一人の心もきれいにはらい清められました。「偉光会館の新生が、この地にとって、どれほどありがたいことか」「みんながもっと救われていくんだと、希望が湧いた」。参列者の心には感謝が膨らみ、晴れ晴れとした気持ちが広がったのです。
行事後は、真心を込めて、偉光会館を清掃しました。参加した約80人が明るく声を掛け合い、和気あいあいと、椅子も一脚一脚丁寧に磨き上げ、窓の縁や階段の隅まで、丁寧に拭いたり、こすったり。「生まれ変わった自分で新生式を迎えたい!」と、誰もが決意を強くした一日となりました。
自分の「新生」を誓う心を強く
「神殿で、床をそっとなでて、神にお礼申し上げました。どれだけここで涙し、救われてきたか…。ありがたくて、涙が止まらなかったです。教室の床の汚れにも、長い長い歴史を感じます。亡くなられた先輩係さんの顔が浮かんできて、このたびのことは、皆さんがいてくれたおかげと思いました。胸を張って新生式を迎えられるように、家族や、地域の方々みんなで手をつないで、津幡偉光会館を活用します」
「私が生まれた時にはもう偉光会館があって、『実りの集い』『友輝会』と、当たり前のように通ってきました。『友輝会』で、たくさんの仲間と出会えたのも楽しかったです。学びを重ねて、教務相談を受けたりするうちに、自分と向き合えるようになりました。こんなに心が成長できたこと、つなげてくれた両親にも感謝しかありません。もっともっと心を高めて、新生の時を迎えたいです」
「平成元年の開所から今日までが、走馬灯のように心に浮かびました。物事を点でしか捉えられなかった自分が、今では広く見渡せるようになって。今回の改築は、今までの歴史に重ねて、もっと多くの方が救われていく『器』が頂ける一大慶事。地域の仲間とワクワクしながら、希望を持って、改築の間もしっかり学んでいくことを誓いました」
「開所式で、直使供丸姫先生が大きく手を振ってくださったお姿は、今も忘れられません。あの日、母と手を握り合って、『絶対仕合せになろうね』と誓ったんです」と感無量の女性。娘さんも感謝いっぱいです。「両親や祖父母のおかげで、私も神と出会えました。偉光会館に行くと、たくさんの方々が声を掛けてくれるのもありがたくて…。改築の間、周りに良い影響を与えられる存在を目指して頑張ります!」
石川小松偉光会館の人たちは、今秋に予定されている「新生式」まで、石川津幡や福井の偉光会館で心を育んでいきます。
救世環境が高まる――。これを、「石川小松だけのこと」と捉えては、もったいないことです。一つ一つの機会を自分自身の人生に生かせたなら、海外在住の人も含め、誰もが必ず、これまで以上の救いを味わえます。神の教えから、「人として欠いてはいけない心」をつかみ、自身の感じ方、生き方を見直し、高めていきましょう。たとえ少しずつの変化でも、変わろうと「努力する心」を神は受け取り、大きな喜びを返してくださいます!
※「信者勉強会」の視聴会は、石川津幡偉光会館で行います(2月1日~29日11:00〈閉門日を除く〉)。