北米で「海外行事」を実施
仲間と教えに生きる決意を深めて

世界中で情報化が進み、スマホ一台で、多くのことができてしまう現代社会。しかし、技術の発展だけでは、私たちの「心」は満たされません。生きがいにあふれた毎日は、温かな“人との関わり”があってこそ、かなうもの。そして、そのための力を育む、基本となる場が「家庭」です。それが、国や文化を超えて、万人に当てはまる「真理」です。

真理を人生の指針として生きる人の輪は、海外でも広がり続けています。7月3日から10日にかけて、北米において神示教会の「海外行事」が実施されました。神総本部からも職員が出向いた今回は、カナダ バンクーバーを皮切りに、アメリカ サンフランシスコ、ロサンゼルス、ワシントンD.C.の4カ所で開催。当日は、真理を求めて多くの人たちが会場へ。片道数時間をかけて運転してきた人、信者籍のない家族と共に足を運んだ人、誘い合って駆け付けた人…。参加した誰もが、仲間と直接触れ合い、共に教えを学べるこの日を、どれだけ心待ちにしていたか知れません。「久しぶり!」「会いたかった!」満面の笑みを浮かべて手を取り合い、「うれしい!」と職員にハグする人も。どの会場も、熱気が満ちあふれていました。

バンクーバー

ロサンゼルス

今回の「海外行事」では、海外在住者に向けて表された最新の神示を学ぶ「海外信者勉強会」を主に、語り合いなども実施。この日のために、『心の正道-海外ダイジェスト版-』として英訳の冊子も用意され、次々に手に取る人の姿が。「待ってました!」「外国人の家族と一緒に読んで、学びを深めたい」「ストレートな内容で分かりやすい!」早速ページをめくった方からは、喜びの声が上がりました。

日頃、自宅で学びを重ねていても、みんなで学ぶ時間は格別です。勉強会後の「信者の集い」では、前向きな声が続きました。悩みを抱えがちだった人が、「『家庭』での、自分の生き方が大切とよく分かった」と発言。「家族はもちろん、親戚や身内とも、もっと縁を深めたい」と言う人も。それぞれが「家庭の大切さ」をしっかり受け止めました。
異なる文化の中では、時に「日本とは違うから…」と、教えの実践を諦めそうになることもあるものです。それでも何とか、“人として正しい生き方”を貫きたい!とやる気を奮い立たせている仲間たち。葛藤を抱えた人の話に、「考え込むより、やってみよう! 絶対うまくいくから」と励ます場面も。同じ環境を生きる人同士だからこそ、共感し合えて、前進する勇気が湧き上がります。

ワシントンD.C.

教務相談を受けた人が、実践への意欲を語る姿もありました。
「周りは自己主張の強い人が多く、孤独感に悩んでいました。でも、『どうせ言っても分からない』という気持ちのままでは、誰とも縁は深まらないと、ハッとしたんです。それは、家族に対しても全く同じ。相手に求める前に、自分から声を掛けていく。まずは足元の家庭でやっていきます!」
「『これだけ言えば分かるはず』と思っていたけれど、家族と私の感覚が同じとは限らない。だから、自分の意見ばかり言わずに、何でも『どう思う?』と聞いていきたいです。小さな会話を積み重ねていけば、きっと心が重なると目標が定まりました」

サンフランシスコ

仲間と率直な思いを交わし合い、落ち込んでいた人も「頑張る!」と明るい表情に。互いに声を掛け、関わり合うことで、自らの人柄を高めていけるのが、神示教会の「地域」です。教えに生きて得られる「喜び」は万国共通。「この国でもきっと、実践できる!」「自分から歩み寄るのは『負け』じゃない。家族と気持ちを重ねて、必ず乗り越えよう!」それぞれの心に、決意が大きく膨らんだひととき。
共に過ごす時間を目いっぱい楽しんで、「声を掛け合って一緒にやっていこう!」「次は『海外の日』で」「See you!」それぞれが、笑顔で会場を後にしました。

日本から、遠く離れて暮らす海外の人々。しかし、精神世界には、時差も距離もありません。しかも、求めれば、神は必ず応えてくださいます。ですから、どこにいても、どんなときも、神との絆を揺るぎなく、教えに生きる。混迷を深める世界に身を置くからこそ、なおさら、真理を貫く信者の姿は、ますます光り輝いています。