令和7年4月20日の「新生式」に向けて、改築が進む静岡焼津偉光会館。現地では、「新たな環境にふさわしい心に…」と、日を追うごとに“心磨き”が加速しています。作業は現在、内装工事の段階に。足場の取り外しも進み、緑青色の大屋根や、建物の2階部分が姿を現し始めました。一方、平成4年の開所当時から使用してきた既存の施設は、来年1月15日に閉館。今後は、その場所を整備し、駐車場として活用していく予定です。
今日まで、数え切れないほど多くの人々が訪れ、救いを味わってきた大切な館。閉館の約1カ月前となる12月18日には、有志が集まって、大掃除を行いました。当日は、開所の頃から足を運んできた人、信者となって数カ月という人など、さまざまな参加者が。年齢や経験は違っても、「ここに神の館があったから…」「ここで心を育んでいただいた」と感謝の思いは同じです。あっという間に一丸となって、「こっちをやります」「ありがとう!」「では、私は向こうを…」と、あちらこちらで声を掛け合っていました。活気あふれる仲間を、うれしそうに見守る高齢の方は“心”で参加。「ほんの少しでも…」と真心を込めて、丁寧に拭き清める姿がありました。
窓のサッシ、教室の床、ブラインドの一枚一枚…。みんなで磨き上げながら、時には「この木も随分大きくなって…」と開所当時を振り返る人の話に、興味深く聞き入ることも。32年の月日に思いをはせ、館への感謝を深めるひとときとなりました。
終了後、輝きを増した偉光会館で、参加者は晴れ晴れとした表情を見せています。
「20代の頃から清掃に参加しています。当時は黙々と作業していましたが、今では『一緒にやりましょう!』と積極的に仲間と関われるようになりました。人と支え合う喜びを知れたのは、偉光会館で“出会いを生かす”大切さを学んできたから。32年を振り返って、感謝の思いでいっぱいです」
「初参加の仲間が、『こんな温かい雰囲気の大掃除って初めて!』と生き生きと話してくれました。『いい時間だったね』と笑い合って、とても爽やかな気持ちでした。『新生式』までに、もっと心を高めて、誰とでも調和できる人になりたいと、あらためて誓っています」
静岡焼津偉光会館の「新生式」は、令和7年4月20日に執り行われます。この節目に、全国の信者で心を“新生”! みんなで共にお祝いしましょう。