令和7年2月末に、建物の竣工(しゅんこう)引き渡し式を終えた静岡焼津偉光会館。新たな神所には、平成4年の開所当日、直使供丸姫先生にお手植えしていただいた松の移植も完了。今後は視聴覚設備など、内部の整備を行っていきます。館に込められた温かな“思い”を引き継ぎながら、「新生式」に向けて着々と準備が進む、現地の様子をお届けします。
 
                        大切な記念樹。一つ一つの作業に細心の注意を払って
 
                        しっかり根付くよう、心を込めて移植された松
 
                        旧神殿の沓石(くついし)は「生かし取り」を
 
                        新たな神殿に引き継がれて
                      建物の規模が大きく変わる今回の改築では、どうしても旧施設から引き継げる物が限られました。しかし、皆さまの愛着がこもる偉光会館です。「少しでも…」と検討を重ね、閉所後には、繰り返し現地を見て回りました。そこで目に留まったのが、参道の縁石です。早速、建設業者の方に尋ねてみると、「やってみましょう」との返事。部材を傷つけずに取り出す「生かし取り」を行い、新たな参道にぴったりと収めてくださいました。
                      
                      「信者さんにとって掛け替えのない館」という思いで、この一年、作業に当たってくださった業者の皆さま。大変な作業も気持ちよく引き受け、完成を共に喜んでくださるお心に感謝しかありません。
                    
 
                        共に歴史を重ねてきた参道の縁石
 
                        これからも参拝者を見守って
 
                        自然石を生かした道を歩み、手水処(ちょうずどころ)へ
 
                        広々とした新たな手水鉢(ちょうずばち)
 
                        「新生式」を迎える準備が進む偉光会館