授業 実りの集い

 

あらためて気付いた
我が子の気持ちに寄り添う大切さ

(横浜市KY/40代女性)

「実りの集い」に出席した時、ペンを忘れて、娘に借りました。終了時、宿題のテーマが表示されると、幼稚園児の息子が「僕も書きたい」と言います。手に持っていた筆記具を渡しましたが、字が書けるようになったばかりの息子は、なかなか書き終わりません。娘は、「早くしてよ。その鉛筆、私の物なんだからね!」とイライラ。「そう言わないで。今、相手の気持ちに寄り添う思いやりが大切だと習ったでしょ」と伝えると余計に怒り、息子が「ありがとう」と返した鉛筆も無言で取り上げました。

やれやれ…と思いながら光明殿へ参拝に。「せっかく学んだのに、残念です。娘に思いやりを持ってほしいのですが…」と神に語るうち、先ほど学んだ「相手にも気持ちがあると気付いて、寄り添うこと」というフレーズが心に浮かびました。「あれ? 娘の気持ちは?」「私は寄り添ったかしら?」答えはノーでした。気付いた途端、心が一気に明るく、軽くなり、気付かせていただいた御礼とともに、素直に正直に娘に謝れるように願いました。

「鉛筆を借りたママが、まずお礼を言わないといけなかったのに、あなたの気持ちも考えなくてごめんね。それで『弟に思いやりを持って』と言われても、できないよね」と伝えました。すると、娘はニコッと笑い、つないだ手をぎゅうっと握ってくれました。帰り道、重い買い物袋を持ってくれた娘。その優しさに、心が温かくなりました。

これからも自分の至らなさを一つ一つ修正しながら、愛の心で子供と関われるように学んでいきます。