自分の信条を受け継ぐ息子の姿に、感謝が深まって

(岩手県SS/60代男性/自営業)

 

若い頃はとにかく短気で、人を蹴落としてでも…というほど負けん気が強かった私。相手を責め、上から目線で接することもしょっちゅうでした。
でも、今はいらいらすることが随分減ったと思います。それに、人との触れ合いが楽しいのです。こんなふうに変われたのは、何といっても神の教えのおかげです。

 

ありがたいことに、周りから頼られる場面が増えました。その人にとってどうすることがベストなのか、一緒になって真剣に考えずにはいられません。まずは話をよく聞き、心の内を感じ取り、共感するようにしています。「聞いてもらってほっとした」と言われたり、「おかげで解決しました」と報告を受けたりすると、本当にうれしく思います。相手の喜ぶ姿が、自分にとって何物にも代え難いほどの喜びなのです。

 

時に家族から相談されることもありますが、我が家の中心にはいつも神の教えがあるので心強いです。以前、次男が仕事で行き詰まった時も、「どうすれば息子らしい生き方ができるだろう?」と家族みんなで考え、乗り越えることができました。
その後、息子は「生まれ育った地域の役に立ちたい」と社労士の資格を取得し、開業しました。手前みそですが、多くの方から信頼されているようで、私のところに「息子さんに話を聞いてもらいたい」と依頼が来ることも…。その会社にとって何が一番いいのか常に考え、「相手に喜んでもらうために…」とどこまでも尽くす息子を見ると、親として誇らしく思います。

 

子供たちには、まずは自分が教えに重なった生き方をして、「言葉」よりも「姿」で手本を見せることを目標にしてきました。息子を見ていると、私が心掛けてきた姿と重なっていて、神の教えが生き方をつないでくれていることに感謝が湧いてきます。そして、子孫に残せるものは形ではなく、生き方だと心底思い、自分も頑張らねばと心が奮い立つのです。

 

信者になって40年近くたちますが、教えを学ぶたびに自分の課題が見つかり、反省の連続です。生き方を磨くことに終わりはないのだと感じます。
私が目指しているのは、「心の芯から相手を思いやれる人」。そんな自分になるべく、今後もしっかり学びを重ねていきます。