我が家はいつもステイホーム!

仲良しの秘訣は「会話」

(結婚15年/AS40代男性・YS40代女性)

 

神の御前で結婚式を挙げてから、15年がたちました。毎年この時期が巡りくるたびに、「一緒にいてくれてありがとう」とお互いに感謝を深めてきました。さまざまなことがありましたが、どんなときも支え合って乗り越えてこられたのは、「夫婦の印」を授けていただき、神の大きな愛の中で教えを学び、生かそうとしてきたからだと思います。

 

家族の存在が心を支える栄養源

私は、鉄道マンとして、夢だった車掌の仕事に誇りを持って尽くしていました。しかし、数年前に畑違いの部署に異動し、努力だけではどうにもならないことがあると知りました。一時は「会社を辞めたい」と思い詰めましたが、神に語り掛けると、頑張る心が持てました。そして、家族のぬくもりが大きな支えとなったのです。

神の教えを学ぶうちに、仕事への考え方も大きく変わりました。自分には人に役立つ力があると知り、どんな仕事でも、仲間のため、会社のため、世の中のために…という気持ちで動ける自分になりました。

現在は、線路の安全を保つために作業する仲間たちをバックアップする仕事をしています。1ミリ単位のズレもないように、雨の日も、風の日も、欠かさず作業。常に危険や緊張感が伴う環境下でも、みんなが気持ちよく作業できるよう、一人一人の表情を見ながら笑顔で仲間を送り出し、どんなことも言ってもらえる存在を目指して業務に当たっています。難しい問題にも直面しますが、教えで学んだ「調和の心」を神に願い、実践に努めています。教えのおかげで、さまざまな出来事全てが人生の糧となっているのを感じます。

社会が揺れているコロナ禍でも、不安なく仕事に向かえるのは、神のご守護と家族のおかげです。疲れて帰宅をすれば、妻が「お帰り。きょうはお父さんの好きな中華だよ」と栄養満点の食事を用意して待っていてくれます。娘は、「きょうは、私がお風呂をぴかぴかにして沸かしておいたよ」と迎えてくれます。娘が準備してくれたお風呂は、温泉にも勝るくらい格別です。妻や娘の存在が、いつも明日への力となっています。

 

夫の困難を家族で乗り越えて

夫が異動で心も体も疲れ果てていた時は、あれほど明るかった我が家が真っ暗になり、お互いにつらい日々でした。それでも、「夫を支えられる強い心を下さい」と神に願い、布団を干してふかふかにし、おいしいご飯を作り、少しでも夫を元気づけようと頑張りました。何より、神の教えにあるとおり、何でも話し合える夫婦になろうと心掛けたのです。

もともと会話はあったものの、夫は、仕事のつらさや愚痴はこぼさない人でした。でも、顔を見れば、どんな一日だったのか分かります。話しやすいように声を掛け、「大変だったね」「つらかったね」と夫の気持ちに寄り添いながら、励まし続けました。

娘も、自然と「お父さん、頑張ってね。いってらっしゃい」などと言い、時には夫の靴を一生懸命に磨いていました。「家族でお父さんを応援しよう」という気持ちで、一つになっていたのです。教えのおかげで困難を乗り越えられ、その一つ一つがお互いの糧となり、絆となり、夫婦の成長につながっています。

今年は、家族で学ぶことを目標に、夫婦、親子で学んで共有してきました。その成果か、生活の中で共に喜び合えること、気付き合えることがとても増えたように思います。

いつも会話を心掛けていますが、我が家の良さは、何でも話せることかもしれません。さまざまな選択や判断に迫られることが多い中でも、意見の合致が早く、すぐに方針が決まります。ささいなことでもゲラゲラ笑って喜び合えるのが、仲良しの秘訣です。

 

「愛輝(ひか)る家」を夫婦で築く決意

我が家は、もともとステイホーム。さらに家族の時間が増えて楽しい我が家です。時には夫婦げんかもしますが、次の日には鍋とふたのように気持ちがピタッと重なって戻ります。娘には「お父さんはお母さんが大好きなんだよね。お母さんもお父さんが大好きなんだよね。もう離れられないじゃん」と笑われます。周りの人たちにも、「いつも二人は明るくていいね」「仲良しでいいね」「二人みたいな楽しい夫婦を目指したいな」と言われ、照れくさいですが、とてもうれしくなります。

「愛輝(ひか)る家を築きたまえよ」これは、神受祭で頂いたご神示の一節です。有限の人生と思うと、一日一日が何ともいとおしく感じます。どんなときも夫婦で心を重ね、磨き合い、これからも「愛輝(ひか)る家」を二人で築いていきたいと思います。そして、家族みんなが明るい気持ちで暮らせる感謝を忘れず、周りの人たちの仕合せを願って、教えで生きる素晴らしさを、自信を持って伝えていきたいです。