「神へのご恩返しを…」「人のために役立ちたい」。真心を熱くする新任係が、開門前の神殿に列を成し、朝から活気に満ちあふれた神総本部。10月2日、新たな係の誕生を祝う「係就任式」が、神奉仕供丸清先生ご臨席の下、挙行されました。神示教会の「係」は、自身の救われた感謝を胸に、「縁のあった人たちにも仕合せになってほしい」という純粋な思いで、連絡役の任を果たす存在です。
胸を張って語りたい「救われた喜び」
職員の祝辞から始まった係就任式。新任係2人の誓いの言葉には、多くの出席者が目頭を押さえました。一人目は、職場でつまずいた若人でした。真剣に教えを学び直す中、「人と心が通じ合うことが大事」と気付き、仕事もうまく回るように。「以前の私みたいに、教えから遠ざかり苦しんでいる方、まだ神に出会えていない方々に、救いの道があることを胸を張って示していきたい」。そう思いを込めて語る姿に、大きな拍手が湧きました。
絶望感にさいなまれ、離婚を考えていた女性も、教えを通して自分の修正点が見えました。夫に寄り添う心が芽生え、生涯を神と歩む誓いを立てる「明魂」誓願の儀を、夫婦そろって受けるまでに変化。「早く終えたかった人生が、夫と長生きしたいと願うほど、毎日が楽しくてたまりません」「私だってこんなに変われたのだから、神を信じてください。一緒に仕合せになりましょうと、自信を持って伝えていきたい」。涙ながらの発表に、出席者も大きくうなずいていました。
続いて、地域窓口が、人を思いやる係の温かい姿を発表。地域の仲間と声を掛け合い、共に心を磨き、共に仕合せになっていこうという気持ちが一つになったひとときでした。
重ねて、神奉仕供丸清先生がお言葉を下さいました。
形のない神が皆に願っていることは…という呼び掛けに、身を乗り出した出席者たち。「苦労があっても乗り越えた、その輝いている姿をもって、神の実在を示してほしい」とのお言葉を心に刻みました。そのために、人との関わり、出会いを深めていく大切さ。その出会いを断ち切るのが、「スキとキライの先入観」であり、「スキとキライを消してくれるのが神の教え。自分の心に気付きを与えてくれる、これが教えの正体」。各人が、真理を軸に人生を好転させていく深い意義を再認識し、自分自身の生き方を見詰め直しました。
最後に、神歌「希望の光」の神示を心でかみしめ、閉式。これまでの日々への感謝と、これからの日々への希望にあふれた新任係の誰もが、生き生きとした輝きを放っていました。
人の仕合せを願う心を強く、深く
「『希望の光』を聴きながら、心の中で『信者さんと共に、絶対に成長していきます!』と誓いました。先輩係さんを見習い、相手を思う気持ちを大事にして、温かい言葉を掛けられる人になります」
「実は、私は、人と触れることがあまり得意じゃありません。でも、地域の人たちとの触れ合いは、仕事で嫌なことがあっても、体が疲れてても、吹っ飛んじゃうくらい楽しいです。いつも寄り添ってくれて、肯定してくれて、『こんなにあったかい触れ合いがあるんだ』と思います。地域の皆さんは私のお手本。その生き方をまねして、私も信者さんと関わっていきたいです」
「係の任を頂いてから、前よりもっと自分の性格が分かるようになりました。人に何か言われた時も、『相手が何でそう言うのか、聞いてみよう』っていう気持ちになるから、のまれずに済むんです。これからも、優しい気持ちで人と触れていきたい。口下手だけど、自分の救われた体験を語りたい。そして、みんなで仕合せになりたいです」
自分にしかない、神から授かった運命、人に役立つ力。一人一人がその力を存分に光らせ、誰にも負けない自分だけの輝きを手にできるように…。神の愛をしっかりと受け止め、各人が愛の心で生きる決意をますます強くしています。
人間は 「教え」に気付きを得て
自ら「心(実体)」を修正することで 出会いが生きてくる
ますます「運命」は磨かれ 品性を高めてゆく
人間は
「教え」に気付きを得て
自ら「心(実体)」を
修正することで
出会いが生きてくる
ますます「運命」は磨かれ
品性を高めてゆく