神の御前で結婚の儀式、「神受祭(かんじゅさい)」を挙げた夫婦が集う「神寿(しんじゅ)の集い」。7月10日、神総本部、偉光会館は、幅広い年齢層の夫婦で埋め尽くされました。
夫婦の心を見詰め直すメンテナンス日
神寿の集いは、昭和59年に始まって、もう39回目。夫婦の姿は根と幹に例えられるように、結婚したばかりの若木の夫婦から、皆に頼られる大木となった二人までさまざま。神から「夫婦(めおと)の印(いん)」を受け、大きなご守護の中、何があっても人生の糧にしながら、二人の歩みを重ねています。
年に一度の「神寿の集い」は、夫婦の心を見詰め直すメンテナンス日。今年も、教主正使者供丸光先生が神から尊い神示をお受けくださいました。それを基に教主補佐が解析を丁寧に伝えてくださり、各自が自分たちへのお言葉として受け止めました。
二人で歩む人生には、語り尽くせない現実があるものです。互いの良さが重なり、心の潤う日もあれば、性格がぶつかり合って心が傷つく時も。しかし、神の教えがあればこそ、それぞれが自身を内省し、信頼関係を深め合ってくることができています。
「愛と信頼と期待」でつながる関係を
神は、「毎年迎える神寿の集い、『和のある家庭』を神に願う、仲間の集いと心得て、出会いを大切に育んでほしい」と呼び掛けられました。それを受けて、会の終了後は、隣に座った出席者同士で挨拶を交わし、この日を迎えた思いを語り合う姿もあちこちで見られました。
結婚して3年目の二人。「子育てにゆとりをなくし、夫婦で話す時間も取れず、感情を抑えられなくなっていました。それでも、夫は受け止めてくれ、夜遅く短時間でも話すように…。夫と二人で『心の歩みnote』に隙間がないほど思いを書き込みながら、乗り越えてきました。日中、子供と二人でいると、一人で子育てをしているように思ってしまうけれど、夫婦二人の子供を二人で育てているという意識を持たないと…。きょうのご神示に『二人で…』と何度もあったように、そのことを意識していきます」
「妻と一緒になって、明るくなれました」と語るのは、結婚4年目を迎えた男性。「妻から良い影響をたくさん受け、『笑顔がいいね』って、周りから言われます。まだ子供はいませんが、より良い生き方をして、心の道に『良き因』を残していこうという思いが強くなりました」
「子供の悩みを抱えた時、『夫はどうせ話を聞いてくれない』と決め付けていました。しかし、『相手を責め、求めるばかりだった自分を変えなければ…』と気付いて、夫婦で関わろうと心掛けました。何でも夫婦で話し、決めるようになると、子供も気持ちを話してくれるように…。子供から、『パパ、ママを信頼できるようになった』と言われ、夫婦が同じ方向を向くと、家族みんなが同じ方向を向けることが分かりました」
「神寿の集いに出るのは、もう30何回目になるか…。子供も、孫も、家族で教えに触れているから、仲良く暮らしてくることができました。『二人の心を重ねて歩む二人の人生』とありましたが、一人ではなく、二人だからこそ、ここまでやってこられたのだと思います。『六つの花びら(※)』の一枚目、『夫婦』が全ての基本ということがよく分かります」
「きょうのお話で心に残ったのは、二人で教えを学んで仕合せになるだけでなく、周りに良い影響を与える夫婦になることです。あらためて、周りに目が向きました。子供夫婦や周りの人たちから、『あの夫婦のようになりたい』と言われる自分たちになろうと、強く思いました」
神がお教えくださる仕合せの「六つの花びら」。最初からそろっている人など、どこにもいません。しかし、どのようなことも、神の教えを軸に、まずは夫婦で心を重ね、乗り越えていくところに、一枚、一枚咲きそろって、気付けば「これほど仕合せな人生が歩めた」となるのです。
生きていれば、日々さまざまなことが起こります。出席した誰もが、うれしいことも、苦しいことも、夫婦で共に向き合いながら、「愛と信頼と期待」のつながりを深め、今を迎えています。神に守られ、救われた、明るく穏やかな姿から、これほどありがたい環境に身を置く仕合せを、周りの一人一人にも伝えたい、大きく輪を広げていきたいと、心に誓った神寿の集いでした。
神 示
二人で「教え」を学び 二人で語る「思い」は「愛」
「心の道」に芽吹く二人の信頼は やがて迎える晩年に 大輪の花と咲く
神 示
二人で「教え」を学び
二人で語る「思い」は「愛」
「心の道」に芽吹く二人の信頼は
やがて迎える晩年に
大輪の花と咲く
※六つの花びら;神が人としての仕合せを六つの花びらに例えてお教えくださった、基本真理の一つ。夫・妻、男女の子供、健康、職業、生活、希望の六つに恵まれることが、人としての仕合せなのです。六つの花びらは、順にかなっていきます。夫婦が仲良く暮らすと、親子の仲も良くなります。そのような家庭を築けると、健康に恵まれ、人の役に立とうという意欲も枯れません。社会で活躍できるので、生活に困ることもなく、大きな希望を持って人生を歩めます。詳しくは『理知の真理14』9ページで確認しましょう。