「あの人って輝いている」「自分も、あのような生き方を…」いつ、誰が見ても、そのように映る人には、信念があるものです。喜びも、悲しみや迷いも、さまざまなことが押し寄せる人生において、何が起きてもブレず、自分らしく輝いていく。そのための土台を築く15歳から30歳までの未婚者を対象に「友輝会」が行われています。この勉強会をベースに、さらに“社会に役立つ人を目指そう!”との呼び掛けに賛同した、18歳から30歳までの若人が集う行事が「光友会」です。一年ごとに更新する登録制のこの会は、令和6年の会員募集に向けて、11月と12月に公開講座を開催。初回の11月11日、神総本部から全国の偉光会館に中継して行われました。
自分を高めるヒントがいっぱい
まずは会の趣旨を説明。「もっと学びを深めて、自分を磨いていく場」との話に、初参加の人たちは、身を乗り出し、真剣なまなざしで聞き入ります。参加者との意見交換の場や、自分を客観的に見詰めるためのレポート提出にも、「ぜひ積極的に参加を!」。職員の熱く、力強い呼び掛けに、「自分のためになりそう」「たくさん得られることがあるはず」と期待が高まります。
行事は、レポートを基に展開。「家族との関係で悩んだときは…」「結婚のイメージは…」それぞれのポイントや留意点を確認しながら答え合わせができるため、「自分に欠けていることが見えた」「正しい姿が分かった」「ここからやってみよう」と、前進するきっかけがつかめます。
教えを学ぶ同年代の人々との意見交換の場も、気付きや発見がいっぱいです。「和のある家庭となるために、家族の一員としてできること」では、「基本だけど、挨拶を大事に」「何でも思いを伝えて、親の思いもよく聞くようにしている」「自分から関わると、家族との距離が近くなってきたと実感」などの発言が次々に。「物への愛着が深まったエピソード」には、「そこに込められた人の思いを感じるから大事にできる」との発表に、みんなが共感する場面も。仲間の話をうなずきながら聞いて、終わるたびに拍手を送り合って…。温かい雰囲気に、緊張していた初参加の人も心がほぐれ、自然と思いを語れてしまうのも、生き方を高め合う仲間の集まりだからです。
家の中で思いを語れるから、社会でも良い人間関係が築ける。目に見えない思いを感じ取れるから、姿や形にとらわれずに愛を深めていける。多くの出会いを生かすためにできることをつかんで、みんなで豊かな感じ方を育んでいける「光友会」。この環境を活用すれば、人に好かれたり、信頼されたり…。一歩、また一歩と着実に、「輝く存在」になっていきます。
参加する喜び、楽しさが自身の成長に
「仲間の話は刺激になるし、共感もできて、ためになる」「教えを日常生活でどう実践するかがつかめるから、毎回楽しい」光友会に参加する“意味”や“喜び”を一人一人が味わっています。
「家族に勧められて、初めて参加しました。十代の自分からすると先輩が多くて、正直、話が合うかなと不安でした。でも、いろいろな人の話を聞いて、『そういうふうに教えを生かせばいいんだ』『そんな感じ方もあるのか』と、はっとすることばかり。皆さん優しくて、話もしやすくて…。もっと語り合いたいし、一緒に学びたいと思えたので登録します」
「光友会に参加してから、人の話をよく聞けたり、否定的に捉えなくなったり…。家でも、職場でもできるようになったら、人との関係がすごく良くなりました。身近な所が良くなれば、世の中も良くなると思うので、相手のことを思いやる優しい心を、もっと身に付けていきたいです」
「販売の仕事をしています。一つの商品を作るにも、たくさんの人たちが関わっていて、いい物を提供したいという熱い思いも感じるように…。お客さまにそんな背景を話すと、伝わるものがあります。こんなふうに人の気持ちを大事にできたり、感じたりできるのも、光友会で心を育んでいるおかげです」
「『どんな人だろう』と思うのは相手も同じなので、自分から心を開いていくことが大切と聞いて、はっとしました。感動したり、共感したり…、気持ちを相手に伝えていけば、人間関係が広がっていくんだろうなとイメージできたので頑張ってみます」
「光友会」でそれぞれが見つけた「自分を高めるヒント」。きょうの気付きを、思いが冷めないうちにすぐに実践。その積み重ねに、心も、生き方もどんどん磨かれ、自分らしさが輝いて、確実に“社会に役立つ人”になっていけるのです。