長崎の地に待望の神所が開かれたのは、平成6年4月のことです。それ以来、この偉光会館で、多くの人々が神との絆を深めてきました。順調なときも、そうでないときも、決して自らの“心磨き”を諦めず、投げ出さず…。家族や仲間同士、声を掛け合い、励まし合って前進し続けてきたのです。開所からもうすぐ31年。心に大きく“愛”を育んだ各人の成長に合わせて、このたび長崎偉光会館は既存の施設を取り壊し、新たな建物を授かる運びとなりました。“新生”に向け、歩み始めたのです。
令和7年3月9日、暖かな日差しに包まれた偉光会館に、教主正使者供丸光先生をお迎えし、改築に向けての「信者勉強会」と「清礼の儀」が行われました。長年、人々の心を和ませてきた境内の梅の木は、この時に合わせたように見事に開花。例年にないほど咲き乱れる様子に、「共に祝ってくれているよう」と参拝者にも笑顔がこぼれました。
感謝の思いでお迎えを。割れんばかりの拍手が
「皆さまは、新しい偉光会館の完成予想図を、もうご覧になりましたか?」。「信者勉強会」で、温かく呼び掛けてくださった供丸光先生。来夏には、信者一人一人の心をしっかりと包み込む、新たな神の館が完成します。環境が大きく引き上げられるこの機会に、自分自身を振り返り、より一層“真実の愛”を身に付けていくことが大切と、お話しくださいました。
神の教えを学び、自身の“欠け”が見えてきたなら、祈願とともに実践に移すことが大切です。家族には自ら愛をかけ、温かく関わる。人には、自分の価値観を押し付けず、おおらかな心で触れていく…。“新生式”を迎えるまでに、何に取り組み、どんな心を目指せばよいのか。一つでも多くつかみ取ろうと、真剣な表情で学ぶ出席者たち。それぞれが、やるべきことを深く心に刻みました。
「建物と共に、私たちの心も改めていきましょう」。館長の言葉に各人が大きくうなずいて
続いて、供丸光先生は神殿で、神の御魂を抜く「清礼の儀」を執り行ってくださいました。改築が終わるまでの期間を、自分の心を見詰める機会とできるように。また、新たな神所が完成した際は、家族、縁者で活用し、ますます人として正しい心で生きられるように…。深く神に願ってくださいました。「思いを引きずらないよう清めましたので、ご安心ください」「何も心配は要りません」。神の使い人のお言葉どおり、偉光会館は澄み切った空気に包まれて、一人一人の心も晴れ渡りました。
神殿で使者による「清礼の儀」が
教室では多くの信者が心を重ねて。一人一人の心まで清められたひととき
清めの儀の後は、質疑応答の時間を
身近な内容に、誰もがヒントをつかんで
供丸光先生を感謝の心でお見送り
当日の神示(儀式中に表された神示は、「菜の花ひろば」でご確認いただけます)
“新生”に向ける希望が大きく膨らんだ出席者。それぞれが、さらなる前進を誓っています。
「以前の私は、不満をそのまま人にぶつけていました。けれど、偉光会館で学ぶうちに、まず『“自分の心”を整える』ことに気持ちが向くように。家族や職場の人との関わりが、少しずつ穏やかになってきています。改築中は、もっと自分を見詰め“新生”できるよう、学びを止めずに頑張ります」
「お酒が好きな夫とはけんかばかりで、離婚を考えたことも。でも、夫婦ですがってくる中で、『夫もつらかっただろうな』と感じられる私になりました。『今日(いま) 信者の人生(こころ)は軽く 安らぎを味わっている』。きょうの神示は、『まさに私たちのことだね』と言える今が仕合せです。もっと愛深い自分を目指します」
「開所の年に生まれた私は、偉光会館と共に歩んできました。つらい病気を乗り越えられたのも、神のご存在と家族の支えがあったからです。『神魂(かみ)と共に歩んでまいろう』という神示が心に染みて、『信者で良かった!』と思いました。また一つ成長して『新生式』を迎えられるように、それまでの間は、家族と声を掛け合って佐賀偉光会館に行きたいです」
3月10日から、長崎偉光会館は一時閉館。今後は、現在の施設を解体し、同じ敷地に新たな館と神門を建設いたします。これまで偉光会館で愛(め)でられてきた梅の木などの植栽も、可能な限り引き継ぎます。完成は、令和8年夏の予定です。
新たな館の完成までは、佐賀偉光会館を活用していただきます。佐賀偉光会館までは遠隔となる地域にお住まいの方々のために、長崎県への職員の出張行事も予定しています。家族や仲間同士で声を掛け合って、大きく成長した“心”で新生を迎えましょう。
改築に向けての「信者勉強会」は、4月13日まで、佐賀偉光会館で視聴会を実施します。(日程の詳細は、信者専用コーナー「菜の花ひろば」の行事予定表でご確認ください)