香川偉光会館が改築へ
“新生”に向ける決意を深く

今から34年前、着々と建設が進められた香川の神所。そこには、熱い思いで工事に関わった、多くの有志の姿がありました。そして迎えた平成4年春の開所式。当日、神は、「『愛の花』咲く我(信者)であれ」(『真実の光・神示 平成4年版』34ページ)と呼び掛けられました。この一節を胸に、真心で築かれた神の館を訪れては、各人がコツコツと心を磨いてきたのです。一つ、また一つと課題を乗り越え、手にしてきた数々の幸。その喜びが、子、孫…と、代を重ねるほど増すように、このたび、香川偉光会館は改築の運びとなりました。

香川偉光会館の神門。大切に手入れしてきた「門かぶりの松」の幹もすっかり太く

 

令和7年9月7日で、偉光会館は一時閉館。現在の施設を解体し、令和8年中の完成を目指して、同じ敷地に新たな会館と神門を建設します。“新生”に向けて、歩み出したのです。
9月7日当日は、教主正使者供丸光先生をお迎えし、改築に向けての「信者勉強会」と「清礼の儀」が行われました。“新生”に向ける期待を膨らませ、夫婦、親子…と家族で訪れた人々。環境が大きく引き上げられるこの時に、自身の心をどう見詰め、何を意識していけばいいのか。それをつかもうと、誰もが真剣な面持ちで「信者勉強会」に臨みました。

青空の下、続々と訪れる出席者たち。感謝を込めて神門で一礼

「真剣に救いを求めた神殿、仕合せを求めて教えを学んだ教室…。そこに刻まれた歩みは引き継がれます」。勉強会の冒頭、館長が思いを述べて

 

供丸光先生がお話しくださったのは、この期間に「自分の生き方を根本から上げていく」大切さです。家族に喜び事があったなら、自分の喜びとして受け止める。寂しそうにしていたら、その心を感じて、気持ちに寄り添う。それが“共に生きる”ということであり、“真実の愛で重なった関係”です。家族が真実の愛でつながれば、さまざまな問題も、不思議と乗り越えていけます。
そうした「愛の心」を育むためにも、折に触れて『友輪』を開き、繰り返し神示に触れることが重要です。そこで見えた自分自身の修正点を、自宅にお祭りしたご分魂、御神体に祈願していきましょう。落ち着いて神と向き合える環境を整えることで、しっかり思いが語れて、神に届きます。生き方を必ず高めていけます。
何に取り組むのかが明確に見えた出席者たち。「一年ちょっとで、素晴らしい偉光会館が姿を現しますよ」。供丸光先生の温かい呼び掛けに、大きな希望が湧き上がりました。

改築に向けて表された神示をひもといてくださった、供丸光先生

あらためて課題をつかみ、前進に向ける決意が一人一人に

 

続いて、供丸光先生は、神殿で神の御魂を抜く「清礼の儀」を執り行ってくださいました。一時、建物という「形」はなくなっても、「この地に神魂が根付いた事実は変わりません」というお言葉に、大きな安心感が。併せて、供丸光先生は、愛着のある館がなくなる寂しさを引きずらないように、各人の心も清めてくださいました。

当日の神示(儀式中に表された神示は、「菜の花ひろば」でご確認いただけます)

神殿で行われた「清礼の儀」。儀式中に頂いた神示から、神の温かな御心に触れ、目頭を押さえる姿が

感謝を込めて、拍手で供丸光先生をお見送り

 

行事後は、偉光会館中にすがすがしい空気が広がって、誰もが明るい表情に。「『頑張ろう!』と強い気持ちが湧いてきた」「新たな偉光会館にふさわしい自分を目指したい」。新生に向ける決意を深くしていました。

「ここで信者仲間と触れ合ううちに、“人の心を大切にする”とはこういうことなんだと、見えてきました。温かい言葉の掛け方や、相手を傷つけない配慮など、つかんだことがたくさんあります。今、こんなに家族と楽しく話せるのも、この場所に偉光会館があったから。もっとみんなと縁を深められるように、『友輪』を手に自分を見詰めていきます」

「思いを内に秘めがちな自分でした。でも、何度も勉強会に出席する中で、素直な気持ちで向き合えば、相手も心を開いてくれると分かったんです。人と“心がつながる”感覚がうれしくて、人と向き合うことが楽しくなって…。最近は、自然と相手を思っている自分に気付き、それがまた喜びでした。『信者勉強会』で教えていただいたとおり、改築の間も、学びと祈願。これまでのようにコツコツと、心を磨いていきたいです」

新たな館の完成までは、愛媛、広島偉光会館をはじめ、各地の神の館をご活用ください。また、最寄りの偉光会館まで遠隔となる地域にお住まいの方々のために、公的会館での行事も予定しています。

※改築に向けての「信者勉強会」は、9月14日から10月26日まで、愛媛、広島偉光会館で視聴会を実施します。視聴会と公的会館での行事の詳細は、「菜の花ひろば」の行事予定表でご確認ください。