儀式に先立ち、神の使い人が終焉(しゅうえん)を迎えた人の魂を大山命の御元に導く、御魂送りを計らってくださいます。これにより、今生に何の悔いも残さず、安らかに旅立つことがかないます。それを受けて、家族や身内、縁のあった人々が、故人の功績をたたえ、その足跡を受け継ぐことを誓う儀式です。参列者が思いを届けることにより、故人の魂はますます安定し、見送る側の心も安らぎます。
※故人の魂が、神の御元へと導かれた証しとして、心の世界での呼び名、「信子」を表してくださいます。
※通夜、葬儀・告別式に当たります。
神 示
「心の道」を正しく歩み 迎える終日
我が「人生の姿」に 多くの人(心)が感動 感嘆する
神 示
「心の道」を正しく歩み 迎える終日
我が「人生の姿」に
多くの人(心)が感動 感嘆する
『幸福の花』124ページ
故人の魂は、御魂送りによって安らかに旅立ちます。御魂送りを受けた故人の思いを知り、遺族、参列者が玉納奉寿の前夜に生前をしのぶ儀式が納魂の儀です。
伝導師が神に祈願し、家族、友人、知人が故人へ贈る言葉を述べて、その人生をたたえ、参列者は、神飾りを奉奠して思いを届けます。
下記の「玉納奉寿の流れ」を標準とし、地域の風習に合わせて行うこともできますので、お申し出ください。
神総本部清明会館、全国偉光会館、偉光郷、各葬祭式場など
お申し込みは、神総本部清明会館儀式受付、偉光会館で承ります。儀式前に、奉納金(50万円※納魂の儀を含む)をお納めいただきます。詳細は、「玉納奉寿(葬儀)申し込みのご案内」(PDF)パンフレットでご確認いただけます。
申し込み Tel 045-731-4443(24時間受け付け)
問い合わせ 神総本部儀式受付 Tel 045-710-1375(9:00~16:00) ※休講日を除く
玉納奉寿で深まった親族の縁
91年の人生をがむしゃらに歩み抜いた義母を、玉納奉寿で送ることができました。義母は気さくな性格で、嫁いだばかりの私を、友人の家にも一緒に連れて行ってくれるような人でした。裏表がなく、晩年、通所していた施設のスタッフからも慕われ、大事にされていました。
玉納奉寿で義母に贈られた言葉は、感謝の思いにあふれたものばかりでした。「いつも家族の仕合せを願って、支えてくれてありがとう」「母さんが誇りでした」「ばあちゃんには、子供の頃、よく面倒を見てもらって…」一つ一つの言葉に思い出がよみがえり、目頭が熱くなりました。
御魂送りで賜った信子(※)は、義母の人生そのものが表されていて、胸がいっぱいに。思いを残すことなく旅立ったのだと、安心感に包まれました。玉立の儀(出棺)では、孫たちが義母との思い出を語り始めて、仲の良い家族の様子を見てもらいながら、感謝の心でお別れできました。参列した多くの方が、「とても良い儀式だった」と声を掛けてくれ、義母が喜んでいる姿が目に浮かびます。
玉納奉寿で、親族の縁がさらに深まりました。私たち家族は、誰とでも仲良くできる明るさや、調和の心など、義母の残してくれた大切な宝を、次世代にしっかりつないでいこうと誓っています。
※信子(しんし);故人の御魂送りがかなった証しとして、心の世界での呼び名を神が表してくださったもの。