宮城――13年前、未曽有の大震災に見舞われたこの地を、誰もが応援してきたことでしょう。そこに立つ偉光会館は、あの巨大地震にも、数えきれないほどの余震にも耐え、一人一人の心を守り、導き、救い続けてきました。神と歩み、想像を絶する苦難さえも糧にして、ひたすら生き方を高めてきた人々。今、その笑顔は明るく輝いています。そうした各人の心の成長に合わせて、さらに生き方を磨き、高めるにふさわしい偉光会館へと、環境・施設を引き上げる。そのような神の意の下でかなった、このたびの「新生」。約一年半をかけて改築し、待ちに待った3月10日、神主教会長先生、教主正使者供丸光先生、神奉仕供丸清先生をお迎えして、「新生式」が挙行されました。
救世の命が宿された「清魂の儀」
式典に先駆けて行われたのが、神の使い人による「清魂の儀」です。「偉光会館に、救世の命を宿してください」と神に願われ、入魂の九字を切ってくださいました。正使者と神とのやりとりを目の当たりにし、参列した誰もが神の実在を実感。その場で表された神示に何度も出てきた「時の重さ(守護の真実)」という言葉に、これまでの日々が巡ったひととき。「神の愛は計り知れないほど深い…」「これからもっと多くの人が救われていく」と、館中が感謝と感動に包まれました。
「清魂の儀」の神示(儀式中に表された神示は、「菜の花ひろば」でご確認いただけます)
記念植樹では、かつて直使供丸姫先生がお手植えされた松に、神主、教主、神奉仕が重ねて盛り土を掛けてくださいました。「私たちの心の成長と一緒に、健康に伸びていきますから、みんなで楽しみに見ていきましょう」供丸光先生の呼び掛けに、立ち会った若人たちに笑顔がこぼれました。
心に刻まれた“神所”の価値
続く「新生式」の前に、まず「新生」の価値を伝える映像を視聴。「宮城の新生は、真実の神と生きる者全員が、こんなにも力強く生きられることの証し」神が一緒だったから前へ進めた日々をかみしめ、会場中が涙、涙。全国の信者仲間から寄せられたメッセージ動画に感極まり、皆が涙を拭う中、いよいよ式典がスタートしました。
供丸清先生がお話しくださったのは、見えない「心」の重要性。子孫に受け継がれるものでありながら、自分の力では制御できない「心の動き」。「それを唯一抑えて、未来を変えられる。それがこの教会」。「神と歩いて良かった」と言う皆さまと同じように、「神の力を世の多くの方々が試してくれたら…心からそう思います」と、慈愛に満ちたまなざしでおっしゃいました。
教会長先生は、人生の流れの中で遭遇する問題は、自分の課題に気付き、修正できる大事な局面。その機会を逃さないことと語られました。神と共に歩めば必ず救われる事実。それを、「自分のこととして味わっていただきたい」という温かい呼び掛けに、各人が深くうなずいていました。
供丸光先生は、パンフレットに掲載されている数々の神示を軸に、お話しくださいました。
平成4年8月17日の開所式で表された、この地の実体。「『冬』のこの地」「この地に 神は 人の命(運命)のはかなさを見る」。これらを何度も読み重ねることによって、春先の、夏の、心が芽吹いていくとのお言葉に、出席者は目頭を押さえながら耳を傾けていました。
必ず迎える終(つい)の日に、「本当にいい人生だった。何も思い残すことはない」と閉じていける。この感覚が、大切な子や孫に良いものを残していけると伺い、それぞれが自身の生き方を磨く決意を固めています。
重ねて、信者を代表して二人の方が発表。職場の人間関係につまずいたのを機に、自分の弱さと真剣に向き合い、大きく成長を果たした心で新生を迎えた姿。被災して自分も大変な状況ながら、「港中が元気になるように」と尽力した姿。神と生きる仲間の心の輝きが胸に迫り、割れんばかりの拍手が起こりました。
「仕合せの根が深く張り始めている」「この地は栄えてゆく この地の偉光会館とともに」希望あふれる神示に重ねて、「神の館」の価値が各人の心に刻まれました。自分も、家族も、縁ある人も、皆でそろって仕合せになれるように、折に触れて神の館に足を運び、喜びの輪を広げていくことを誓っています。
生まれ変わった心で、さらなる前進を
「もし信者でなかったら、どんなに頑張っても人との縁が切れて、夢が破れる、開所式の神示どおりの人生だったと思います。それが、家族の縁が深まり、病からも大きく救われて…。今の自分があるのは、偉光会館があったから。もっと多くの人がここを活用できるように、精いっぱい恩返ししていきます」
「私たちが神にすがるのは『開運』を果たすため。その決意を“夫と一緒に”深め、子供たちに良いものを残したい。そう思って、改築の間に、夫婦で教会図書の読み合わせを始めました。最近では、夫の何げない態度から、思いやりをたくさん感じる毎日です。この仕合せを、周り中に広めていきます!」
「宮城のこと」とせず、全国の人も「自分のこと」として臨んだ「新生式」。「私に足りないのは奉仕心。もっと人のために心を尽くせる自分を目指したい」「“新生”の今こそ、和のある家庭づくりに本気で取り組もうと思った」一人一人が、仕合せを手にするために今すべきことをつかみました。
「『その時々の心の在り方が人生をつくり上げていく』神奉仕のお話を聞いて、教えを甘く捉えていたと反省。まずは短気な性格を直せるように、朝の祈願をしっかりすること。これだけは絶対に改めることを目標に、改善に努めます!」
「『仕合せの根が深く張り始めている』と表されるほど、頑張ってこられた宮城の方々。その姿勢を見習いたい。まずは、家族とこの感動を共有し、真実の光会館の内参道が完成する30日には、みんなで神総本部に参拝しようと思います。『もっと救われてほしい』という神の後押しを受け、流れにしっかり乗っていきます」
神と共に生きるなら、どんなことも、そして何度だって、必ず乗り越えていけます。そのために全国の神所が開かれているのです。人々が神と出会うためのこの環境を活用し尽くし、皆で心を磨き上げていきましょう。高い生き方が子、孫に受け継がれ、仕合せが代を超えるほど大きく、太くつながっていきます。
宮城偉光会館新生式に続いて、3月30日、31日には、神総本部において、真実の光会館 安明殿参道完成「清めの儀」「記念式典」が行われます。いよいよ神の座「光明殿」と仏の座「安明殿」が、一筋に、真っすぐ、つながるのです。これによって、救世環境がさらに引き上げられ、「もっと救われる時代の到来!」です。この時を決して逃さず、信者としての醍醐味(だいごみ)を味わえるように、新生式で誓った「心磨き」を日々実践に移していきましょう。
真実「心の復興」を果たした、宮城の方々の輝く姿をお届けする、期間限定コーナーを設けました。