色とりどりの花々や新緑がまぶしい4月21日。神総本部から全国の偉光会館に中継し、「親の会」が開催されました。今回の対象は、15歳から30歳までの未婚の子を持つ親御さんです。
15歳は、神が成人と見なされる大きな節目。自分自身の「生き抜く力」で、人生を歩み始めます。ですから、15歳を迎えたら、我が子であっても一人の“大人”として向き合うことが大切です。とはいえ、親からすれば、幾つになっても子供は子供。仕合せを願えばこそ、つい口うるさくなってしまったり、考えを押し付けていたり…。気付いたら、「会話がなくなっていた」「何となく避けられて…」「子供に遠慮が…」などということも。
それでは、親としてどう関わればよいのか。「愛する我が子のためにできることをつかみたい!」あふれる親心を胸に、続々と出席者が集まりました。
学びと語り合いで、確かな手応えが
職員の話を基に、それぞれが“日頃の自分”を見詰め直した、会の前半。夫婦で思いを一つにして我が子と向き合う。魂安らぐ温かい家庭であれば、子供も豊かな生き方を身に修めていける。15歳を迎えた子供には、「なぜそう思うのか」親の気持ちを常に語る。全身全霊で伝える職員の言葉から、「そうか!」「それができていなかった!」と、数々の気付きが生まれていきます。
その思いを持ち寄って、後半は、「我が子について直面していることや、乗り越えたこと」をテーマにディスカッション。不思議と似たような境遇、共通の悩みを抱えた人が同じ輪になるのも、神のご守護がある環境だからこそ。話し合いは大いに盛り上がりました。「子供に言いにくいことは全部LINE頼みだった」「『どうだった?』と聞いていくうちに、自分から話してくれるようになって…」「娘ばかり優先していたけれど、まずは夫を大切にしていきたい」。お互いの話が励みになり、自分の課題を素直に受け止めています。
最後に、直使供丸姫先生のお言葉を確認。「どこまでいっても、親は親です。父として、母としての大きな仕事があります」。親として今からできることがつかめ、出席した誰もが明るい表情で会場を後にしました。
気付いたことを“今すぐ”実行!
「息子と心の距離があったのは、何でも型にはめて考え、こうあるべきと押し付けていたのが原因。神の教えを学ぶ中で気付いて、直そうと心掛けていたら、反発がなくなって、何でも話してくれるようになったんです。きょう、『愛情と押し付けは違う』と聞いて、あらためて納得。これからも、子供の思いを大切にしながら、愛の心で関わり続けていきたいです」
「妻との会話を面倒くさがって、聞き流したり、適当に合わせたり。自分の心の芯にある冷たさが見えて、これはまずいと大反省でした。子供だって変わるはずがありません。我が子の仕合せのためにも、もっと自分が家族への温かい関心を持って、本気で向き合っていかなければ…と肝に銘じました」
各人がさまざまなことをつかんだひととき。そのどれもが、“今”必要だから気付けたことばかりです。実践に移せば、子供を思う親心が報われ、我が子も必ず仕合せになれます。神の手の中で結ばれた深い深い親子の縁。互いが高め合い、仕合せになるために欠かせない、今生限りの関係に、悔いを残してほしくないのです。自分が変われば、夫婦の関係も、親子の関係も変わり、家族中の人生がもっと喜びに満ちたものに必ずなります。
きょうの気付きを確かなものとするためにも、「信者心の道勉強会」「信者心の基勉強会」を毎月欠かさず学びましょう。神の教えをどう実践すればよいか、迷ったら「教務相談」も受けられます。自分も、我が子も、もっと仕合せになるために、神が開いてくださった神示教会という救世環境を存分に活用しましょう。