“新生”に向かう静岡焼津偉光会館
一時閉館に当たり清めの儀を

神門をくぐり、十数歩進めば目の前が神殿となる、静岡焼津偉光会館。神への感謝があふれる土地に建てられたこの神所は、膨大な信者数に対して、小さなものでした。それでも、この地の方々を救いたいと願われる神の御心と、神の館を求める人たちとの思いで誕生がかない、大勢の人々が幸を手にしてきたのです。

平成4年の開所から、ことしで33年。当時生まれた子も成人を優に超え、親から子、子から孫へとつながり、神の館を訪れる人々の輪も広がりました。教室がいっぱいになれば譲り合い、古くなった建物も大事に使いながら、みんなで守ってきた偉光会館。多くの人々が使い込んできた建物は劣化が進み、近くの土地に移転する運びとなって約1年。現在の館は、今後、駐車場として活用するため解体し、静岡焼津偉光会館は一時閉館することに。そこで、令和7年1月15日、教主正使者供丸光先生による勉強会と「清礼の儀」が行われました。

教主正使者供丸光先生を感謝でお迎え

 

さまざまな思い出が詰まり、愛着のある建物の形がなくなっていく。その最後の日を“全員で共有したかった”というのが、職員をはじめ、みんなの思い。しかし、床に荷重が掛かり過ぎると、揺らいでしまうほどの状態。出席していない人たちの思いもかみしめながら、勉強会が始まりました。

進行の職員がひと言思いを

 

偉光会館が新たに生まれ変わる「新生式」は、4月20日に挙行。それに向けてどのような心で過ごせばよいか、供丸光先生は神示を基にお話しくださいました。「建物が新たになる」とは、「これまで以上に救われる環境が整う」ということ。同時に、一人一人の心も“生まれ変わる”時。「『真実の愛』がこの地を大きく包む」と神示にあるように、愛を育んで、品格ある人を家族みんなで目指す。きょうからやるべきことを、出席者はしっかり胸に刻みました。

 

勉強会の後、神殿で「清礼の儀」を執り行ってくださった供丸光先生。建物を解体するに当たり、神の御魂を抜くだけでなく、思い入れのある館がなくなる寂しさを引きずらないよう、心まで清めていただきました。「懐かしい階段、手すり…。そこに込められた思いは、新たな偉光会館に全て受け継がれていきます」。温かい呼び掛けに、「ここからもっと救われていく…」。大きな期待と希望が、各人の心に膨らみました。
新生式までの間は、神総本部静岡伊豆の国偉光会館愛知偉光会館を活用していきます。それぞれの館での出会いも、積極的に深めていきましょう。

厳かな雰囲気の中で執り行われた「清礼の儀」

「清礼の儀」の報告を受け、誰もが晴れやかな心に

 

終了後、出席者は「もっと心を高めて“新生”の時を迎えよう」と決意を新たにしました。

「自己中心的だった私が、相手の気持ちを考えられるようになって、たくさんの人との出会いも深まりました。これも、近くに偉光会館があって、学んだり、祈願したり、仲間と触れ合えたおかげ。感謝しかありません。しばらくの間は、神総本部でしっかり学んで、“真実の愛”を育みます。あったかい心で『新生式』を迎えたいです!」

「無口な夫は私が支える!と思ってきたけれど、偉光会館で学ぶ中で、それは違っていたと気が付きました。器の大きな夫に、私はどれほど支えられていたか…。“掛け替えのない存在”という思いをもっと伝えて、家族とますます縁を深める3カ月にします」

 

館を見上げて、しみじみと思いにふける人、仲間と「頑張ろうね!」とハイタッチする人、感謝を込めて清掃する人…。帰りには、一人一人が笑顔で「ありがとう」の気持ちを込めて一礼する姿がありました。ここで育まれた「愛の心」は、確実に新たな館に受け継がれていくことでしょう。

完成が近づく新たな偉光会館

 

「改築に向けての信者勉強会」は、今後、視聴できる場を設けてまいります。詳細は、決まり次第お伝えいたします。