15歳の門出の儀式「神宝祭」
揺るぎない自信を得たひとときに

きらめく宝石も、原石を研磨してこそ輝きを放つように、人間も、さまざまな経験をする中で、“良さ”が引き出され、磨かれていきます。“良さ”とは、「運命」、人に役立つ力です。それぞれの持つ運命が芽吹き始めるのが、15歳。この重要な節目を、神は「成人」と示されています。
大切な門出の時に、自分の運命を自覚し、良さを発揮していけるように行うのが、「神宝祭(かんほうさい)」の儀式。夏休み中の7月、8月には、全国の神の館で、大勢の若者たちが、人生の新たな一歩を踏み出しました。

 

御神体が祭られた式場に入ると、自然と背筋が伸びる参列者たち。厳粛な雰囲気で、開式を迎えます。
「きょうを門出に、さまざまな出会いを大切にしながら、大きく成長していきたいと願っている…」。自分の思いを代弁してくれる伝導師の祈願の詞(ことば)に、青年たちも真剣な面持ちでうなずきます。立派になった我が子の背中を見詰める親御さんは、目を細めたり、涙を浮かべたり。

 

続く、神飾り奉奠(かんかざりほうてん)では、これまで支えてきてくれた家族への感謝や、今後への夢や決意を祈願し、神に届けます。

秋田偉光会館

 

それぞれが、神の愛を感じ、大人としての決意を新たにしました。「良さを生かせるように、一日一日しっかり過ごしていきます」「自分には、いろんな可能性があるんだと自信が持てました」。各人が、希望に満ちた声で語ります。

「すごい節目なんだって、感じました。ここまで育ててくれた両親や祖父母には、感謝の気持ちでいっぱいです。へこんだ時も、話を聞いて一緒に考えてくれたから、乗り越えられました。きょうだいが多くても、『一人一人を、ちゃんと見てるよ』という親の愛情が伝わってきて、本当に心強いです。将来の夢は探し中ですが、家族と話していくうちに、きっと私らしい道が見つかると確信できました」。

「みんなが笑顔になってくれる瞬間が、一番うれしい!」と語るのは、陸上部でマネジャーを務める女の子。「仲間が落ち込んでいるときに、励ましたり、笑わせたり。『人を元気にできるところ』が自分の良さと、儀式を受けてあらためて実感しました。将来、この力を生かせる仕事に就きたい!」と笑顔です。

ご両親は、温かいまなざしを送ります。
「15歳からは成人と教えていただいて、親としての関わり方を変えていこうと、夫婦で話しました。心配して先回りするのではなく、本人の言葉に耳を傾けながら、具体的な目標が持てるようにサポートしていきます」。

「儀式では、娘に仕合せになってほしい、生まれてきてくれてありがとう。そんな思いを神にお届けしました」。
「難しいことにも前向きにチャレンジする姿勢は、我が子の長所の一つ。これからも応援していきたいです」。
「息子の良さが引き出されるように、何でも話せる家庭にしていきたい…。夫と心を新たにしています」。
どの親御さんも、感無量の様子でした。

 

家族と共に15歳の門出を祝い、「自分には“社会に役立つ良さ”がある!」と、揺るぎない確信を得たひととき。その“良さ”を生かすほど、心が磨かれ、必ず輝く存在になっていけます。多くの人から慕われ、信頼され、引き立てられて、生きがいあふれる人生を送っていくことでしょう。

 

「神宝祭」は、一年を通してお受けいただけます。ご家族そろって参列できる日に、神総本部、全国の偉光会館にお申し込みください。

 

門出を迎えたご家族の様子は、こちらをクリック