神総本部光明殿脇の斜面に、色とりどりの花々が咲き乱れた4月上旬。花咲く未来に向かって伸びゆく青少年たちの、新年度の授業が開講しました。親の庇護(ひご)の下で育つ小・中学生は、保護者と一緒に「実りの集い」へ。人生を本格的にスタートする15歳から30歳までの青年は「友輝会」へ。多くの家族連れでにぎわった週末は、和やかな雰囲気があふれました。
親子で学んで絆を強く「実りの集い」
「初めて来た人は?」元気いっぱいに手を挙げた小学1年生の男の子。その隣で、うれしそうにほほ笑む親御さん。新学期らしい光景に、会場の空気も活気づきます。各自が『実りの光(みち)29』の教科書とノートを広げ、「疾走! 家族駅伝!」というテーマに、「さあ学ぶぞ」「どんなお話かな」と集中。駅伝のように、先祖が「命」のタスキをつないできたから自分がいるとのお話には、親もくぎ付けです。両親からタスキを受け取った今、仕合せな人生に向かって全力疾走するには、どうすればいい? “自分の良いところを見つける” “家族と何でも会話して仲良くする”大切なことをノートに一生懸命書いて、やるべきことが分かったひととき。親子でつかんだことを語り合い、互いに教えを日常生活で実践していけば、絆がぐっと深まっていきます。
「楽しかった!」と言う低学年の女の子は、「次も来よう」と意欲満々です。「両親がいることにも、先祖が『命』をつないでくれたことにも、全部に感謝しなきゃって思った」「家族に話していないこともあったので、これからは言いにくいこともちゃんと話します」それぞれの気付きが、確実に仕合せへの一歩につながります。
付き添いのつもりで出席した母親は、「親に向けて必要なことを教えてくれる授業ですね。まずは自分がしっかり学ばないと…」と、訪れた時とは心が一変。「『子供にいいタスキを受け継ぐのは親』と分かって…。夫婦でいい生き方をしなくては…と、背筋が伸びました」「自分のペースで子供に関わっていたと反省」「いいところをたくさん見つけて、褒めていきたい」親が変わると、家の中も、子供も変わり、「実りの集い」で学ぶ楽しさを味わっていけるはずです。
人生の基軸をつかんで夢ある日々を「友輝会」
『友輝27』の教科書には、「命の不思議」「この世の仕組み」「人生の目的」など、「知りたい!」「これって何?」と思うテーマが満載。経験が浅く、世間の情報や人の言葉に影響を受けやすい年代であっても、正しく生き抜く確かな軸をつかめます。「人生の土台づくりの今は、多くのことを吸収するために、“素直、正直な心”が大事」「自分の良さを伸ばして磨くのが“命の輝かせ方”」職員の熱い語り掛けに、真剣なまなざしで応える青年たち。その姿には、「神示教会でしか学べないことをもっと知りたい」と意欲がみなぎっています。
初めて出席した高校生は、「すごく大事なことがつかめそうだし、自分に自信も持てそう!」と手応えを感じた様子。「日頃、“生きている”ことなんて考えないけど」という大学生は、「命があるから友人と話せるし、勉強もできる。『生きてる』ってすごいこと。一日一日を大事にしようと思った」と明るい表情で語りました。
「食物に興味があり、栄養士を目指して勉強中。良いところを生かすのが、“命の輝かせ方”と聞いたから、人の役に立って喜ばれるように頑張ります」「忙しさのあまり、つい不満が…。与えられた仕事に、素直に向き合えていなかったと反省。大変なこともあるけど、素直さ、正直さをもっと意識していきます」進学、就職など、環境変化が大きく、決断することも多い時期。「友輝会」で生き方をつかめば、自分の良さを生かして、社会に役立つ人へと成長していけます。
「実りの集い」「友輝会」は、月々テーマを定めて行います。いろいろな角度から学びを重ねていくから、気付きもいっぱい。「分かった!」「やってみよう!」そこから味わえる喜びも、たくさん生まれます。生き方の軸を身に付けて、自分らしく輝く人生を一歩ずつ着実に前進していきましょう。