仕合せをたくさんつづろう!
和綴じのノート作りに親子で挑戦

フルーツポンチ、ロールサンドイッチ作りと、「実りの集い」(小、中学生)のご家族を対象に回を重ねている、愛光会館お楽しみイベント。今回は、日本の伝統的な製本法の一つ、「和綴(わと)じ」で作るオリジナルノートに挑戦! 初回の2月11日は、8組が参加。工作が得意な子も、そうでない子も、神の館で楽しい思い出をつくろうと、親子で連れ立つ姿が見られました。

 

今は、何でも簡単に買える時代。そうした中で、家族と協力しながら作ったものは、きっとすてきな宝物になることでしょう…。職員の説明を、親子ともども、じっと聞き入ります。使用する紙は、神示教会の印刷工場から出た端材を活用しているという話に、教会図書で見覚えのある色紙に親近感が湧いた人や、「家でも、使ってない紙があったね」と話し合う姿も。物を無駄なく、大事にする心が引き出され、「どんなノートができるかな」と、ワクワク感が膨らむ中、スタートです。

用紙の中には、かつての食券と同じ物も。「懐かしい! お母さんは、よくこれを手にして、おいしく食べた思い出が…」。愛光会館の歴史が、親子の話題に

手作りの大きな見本で説明する職員。子供たちは、初めての体験に興味津々

 

まずは、表紙と裏表紙に使用する紙選びから。次に、針に糸を通します。初めて針を使う子も、玉結びがうまくできない子も、親御さんに聞きながら、何度もやり直して、「できた!」と目をキラキラ輝かせます。
いよいよ束ねた紙の穴に糸を通して、綴じていきます。「次はこっちかな?」「それで大丈夫」親御さんの温かいサポートがあちらでもこちらでも。優しく見守られる中、開始から約20分…。一冊のノートにまとまりました。

 

最後に、お楽しみのデコレーションタイム。みんなで使う物は、共同机から借りながら。使い終わった道具は、他の人が使えるように「はさみを返してくるね」。欲しい物がないときは、使っている子に「次、貸してね」「うん、分かった」。お互いを思いやる姿に、親御さんも自然と笑顔がこぼれます。
思う存分、好きなシールやマスキングテープを貼ったり、絵を描いたり。ノートが、どんどんその子なりのオリジナリティーあふれる一品へと変わっていきます。

 

「できたよ!」満面の笑みを浮かべる我が子と一緒に、「頑張ったね」「すてきなノートになったね」とページをめくり、親子の会話が弾みます。子供たち同士も、お互いのノートを見せながら、楽しむ様子もありました。参加した誰もが、大事そうに抱えて、「このノート、宝物にする」とうれしそう。一人一人の頑張りと、それぞれの作品をたたえて、みんなで拍手し合って終了。心がぽかぽか温まり、家族の宝物となる、掛け替えのない時間となりました。

工夫したポイントを発表!

 

親御さんに感想を伺うと、「子供と一緒に楽しめました! てきぱきと動く手際の良さに、あらためて感心しました」「他の子と譲り合っている様子に、優しい心が育っていて安心」。親子で取り組む中で、我が子の良さに気付き、心の成長を目にして喜びを味わえたひとときとなったよう。父母で参加した家族も多く、「子供の自我も出てきていますが、まずは思いをよく聞いて、良いところをたくさん伸ばしてあげたいです」と、夫婦で温かい家庭をつくる心を深めていました。

神の館での楽しい共同作業を通し、親子の心の糸もしっかりと結ばれた思い出の時間。手にしたオリジナルノートには、家族で味わう仕合せな日々がつづられていくことでしょう。

 

完成した作品と家族の笑顔

「和綴じノート」の作り方は、こちら。当日参加できなかった皆さんも、家族で作ってみてください!

※3月2日の「おにぎりアート『雛むすび』を作ろう」の申し込み受け付け中(2月26日まで)です。ぜひ、ご参加ください。

今までのイベントの様子はこちら。