「きょうから生まれ変わるぞ」「自分も絶対に頑張ろう」一人一人が抱えきれないほど多くのものをつかみ取る1泊2日の研修会。社会の中軸を担っていく20代から40代までの方々を対象に、神総本部で2月にスタートしました。
この研修会を、神総本部から遠く離れた、沖縄、北海道帯広、北海道旭川偉光会館でも開催。この3回のみ、対象が20代から50代に。偉光会館で行うことで、遠方在住の方々が参加しやすくなるばかりでなく、それぞれの地が持つ運命の中で、神総本部とはひと味違った、さまざまな成果も期待されています。
その初回が、5月10日から11日にかけて、沖縄で行われました。地元の人々は、全国から訪れる仲間たちに、少しでも沖縄を感じてもらいたいと、ハイビスカスの花を生けたり、シーサーの置き物やデイゴの花の写真を飾ったり。中には、本物のさとうきびや自作の琉球紅型(びんがた〈染め物〉)を用意した人も…。おもてなしの準備も万端に、参加者を待ちました。
沖縄偉光会館(令和3年4月25日開所)
偉光会館での研修は、今回が初めて。「神総本部まではなかなか行けないから…」と言う人もいれば、「他の偉光会館にも行ってみたかった」「普段と異なる環境で、何か得るものがあるのでは…」という人も。
「初対面の人たちばかりで…」とちょっぴりあった不安も、温かい出迎えですぐに解消。会が始まる頃には、早くも打ち解けた様子がありました。
一人一人の自己紹介から始まった研修会。社会生活を送る上では、それぞれが心にさまざまな葛藤を抱えるもの。それでも、神の教えを学び、祈願で心を立て直しては、生き方を高めようと頑張っている仲間たち。そのリアルな発言から、互いが心を磨き合いました。一つ一つの話題を通し、目からうろこが落ちるような気付きが。皆の表情がどんどんと明るくなっていきます。
1日目の研修を終えると、「勇気を出して参加して良かった」「あしたがまた楽しみ」と口々に。人と触れるのが苦手だったと言う人も、「本音で話すことができた。時間が足りないくらいだった」と満面の笑みで語るほど。それぞれがすっかりリラックスして、仲間とあちらこちらで触れ合う姿がありました。
紅型の作品を前に、「わあー、きれい!」と大盛り上がり
全国からの参加者を温かく迎えた沖縄の人々
その後は、貸し切りバスでホテルに移動。夕食を共にし、親睦を深めました。いつの間にか、皆が昔からの友人のように会話が弾みます。
ぐっすりと休んだ翌朝は、再びバスで偉光会館へ。前日の緊張した雰囲気とは全く違い、誰もが明るく、はつらつとした様子です。
和やかな雰囲気の中、2日目が開始。朝食から楽しいやりとりが
2日目の研修は、さらに意見が活発に。自分の殻を打ち破り、大きく前進できる手応えを一人一人が実感していました。沖縄で多くのことをつかめたという声が、次々と届いています。
「皆さんの温かさに感動しました! 人を気に掛けたり、優しい言葉を使ったり。愛はいくらでもかけられると痛感。今回つかんだことを家に持ち帰り、家族にもっと温かく触れていきたいと、心から思いました」
「職場で、教えてもらう立場から、教える立場に変わり、いろいろ悩みを抱えていました。相手の問題と思っていましたが、私の問題でした。仕事に取り組む姿勢を、心でしっかりと受け止めたい。そして、できる限りのサポートをしようと、気持ちが新たになりました」
「親の不仲に心を痛めている人の話を聞き、自分も我が子にそんな思いをさせていたと反省。絶対に『和のある家庭』にしたいと誓っています」
「これまで人との接点を煩わしく感じて、どこか避けてきた面もあったのですが、どんな人とも進んで関わっていこうと、この研修を通して強く思いました」
あっという間の1泊2日。最後は、沖縄ならではのお菓子が配られ、思わずにっこり。
解散後も、知り合いになった同士で、別れを惜しみ、いつまでも縁を深め合っていました。
「光友会」からも5人参加。「光友会で、いつも真っ先に発言する沖縄の仲間をリスペクトしていて、どうしても会いたくて…」と、東京、長野、大分から。仲間と会えて大感激!
数々の気付き、発見があり、一人一人の心は、「もっと生き方を高めていける!」と、今後への希望でいっぱいです。
参加者も、お迎えした沖縄の人々も一緒にパチリ
偉光会館での研修会は、この後、6月21日に北海道帯広偉光会館、7月12日に北海道旭川偉光会館で行われます。また、2月から実施している神総本部での研修会は、7月まで続く予定です。人生を確実に好転させるほど、心に得るものがたくさんある貴重な機会です。一人でも多くの皆さまのご参加をお待ちしています。