「神寿の集い」で深まった夫婦の絆
あらためて、生涯支え合う誓いを

人生は、晴れの日ばかりではなく、予期せぬ嵐に見舞われることもあります。その時に、一緒に乗り越えてくれる伴侶が隣にいることは、どれほど力になるか知れません。
7月6日、今年も「神寿の集い」が開催されました。対象は、「神受祭」(結婚)で、「生涯を支え合って歩む」誓いを立てた夫婦。一年の歩みを振り返り、さらなる前進を誓う会です。偉光会館にも中継され、志を同じくする全国の仲間が集いました。
目指すは、共白髪になるまで、二人の心を重ねて、愛を深めていく人生。その「仕合せ」な毎日を築くための生き方を、あらためて神の教えからつかもう!と、真剣なまなざしの夫婦で、会場はあふれました。

 

「この一年、どんな年でしたか?」「神受祭での誓いを覚えていますか?」。担当職員の呼び掛けに、それぞれが振り返ります。重ねて、「夫婦が力を合わせれば必ず仕合せになれる」「助け合おうと誓った最初の心に、常に立ち戻ることが大切」。神示をひもといた話に、ハッとした表情になる人も。二人の人生と自身の心を、真剣に見詰めていました。

「伴侶が上司の愚痴を言ったとき、どうしますか?」。身近な事例から、「真理で関わる」とはどういうことかを考える一幕も。

①「ひどい上司ね!」と同調する。
②「相手にも思いがあるはず」と神の教えで見詰める。
③「どんな人なの?」とフラットに聞いてみる。

相手の性格をつかんで関われるなら、どれも正解。重要なのは、その会話を通して、伴侶が楽しく仕事に向かう気持ちになること。その夫婦なりの正解があるということです。つまり、「自分の思いを分かってもらえなかった」などと相手の気分が沈んでしまったなら、②であっても不正解になってしまいます。「なるほど!」と言わんばかりにうなずいたり、互いに顔を見合わせたり。神の教えは“マニュアル”ではなく、まさに“生きる知恵”。生かし方が見えた各人は、目を輝かせていました。

 

和のある家庭の築き方を確認した後は、各会場で、「きょうから、夫に、妻に、これをします」という決意を発表し合いました。

「感謝が足らなかった…。しっかり言葉にして伝えていきたい」「もっと伴侶の話を聞いて、思いを受け止められるように」などと、湧き上がる思いを語る参加者たち。

中には、結婚当初のエピソードを披露するご夫婦も。「体が弱い妻のために、マッサージをしてあげる約束をしたんです。最近さぼっていたので、この会の2、3日前から再開しました。今後は続けていきます」と語るご主人。奥さまは、「突然の行動に、『何かあるのかな?』と勘繰ってしまって…。素直じゃない自分を反省しました(笑)」と打ち明けて、会場をほっこり和ませます。

「妻がイライラするのは、自分の気遣いが足りない時。“寡黙”を卒業して、これからは言葉で思いを伝えます!」との宣言に、「夫が話しやすい雰囲気をつくります」と応える奥さまも。お互いを思いやる発言が続きました。

 

それぞれの夫婦が、ますます絆を強くする心を確認し合った「神寿の集い」。夫、妻の存在に感謝を深め、愛を返していく思いを膨らませています。

「夫が愚痴を言ったら、どうするか。相手の性格を考えた、我が家なりのパターンがあっていいんだ!って、気付いたんです。『いつも頑張ってくれてありがとう』とか、『あなたのおかげで、不自由なく過ごせているよ』など。夫がつらいときに、どういう言葉を掛けたら元気になるのか…。もっと心を感じ取っていきたいです!」

「ひどい心の病を患った私に、いつも寄り添い、優しく支えてくれた夫に、感謝しかありません。子供も小さいながらに心配してくれて…。家族は、神様から頂いた宝物。たくさん支えてもらった分、家族が喜ぶことを精いっぱいしたい。こんなに穏やかな気持ちでこの日を迎えられ、生きていて良かったと心から思います」

誰もが誓いを新たにしたひととき。久しぶりに会った、仲間の頑張る姿に触発されて、「うちも…」と意欲に燃えている夫婦も少なくありません。縁のあった二人が手を携えて、子や孫へつながる「心の道」を磨き上げる。ことしより来年、再来年と、さらなる高みへ向けて歩んでいくでしょう。

 

 

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