神魂が根付く神所は、その地の人々の“心のよりどころ”。今回は、4月から6月にかけて大規模な改修工事が行われた、福島と熊本の偉光会館の様子と、信者の皆さまのお声をご紹介いたします。
開所から20年の節目を迎え、神殿棟、教育棟などの外壁の補修、室内のクロスの張り替え、照明器具の交換を行いました。
外壁の補修のために、足場が組まれた教育棟
気密性、防水性を高める外壁の補修
照明器具をLEDに。これにより大幅な省エネに
偉光会館の運営を支える受変電設備。老朽化した部品を交換
神門の木製部分。一枚ずつ丁寧に塗装を
神殿の入り口。塗装し終えて、開所当時の美しさに
「『まだきれいなのに改修?』と思いましたが、どんどん輝きを増していく偉光会館に、あらためて20年の重みを感じました。特に、工事の方から『染み抜きをした上で塗り直した』と教えていただいた、神門や神殿の木製部分。開所当時のような美しさで、目にするたびに『私も心磨きを頑張ろう!』と気持ちが新たになります」
「開所から2年後に、神受祭(結婚)を挙げた私たち。夫婦の歩みは、いつも神の館とともにありました。日に日に“生まれ変わる”会館を見ているうちに、神が『もっともっと仕合せになって』と言ってくださっている気持ちに。『この地の私たちに』と授けていただいた偉光会館を、決して宝の持ち腐れにしないで、家族と、多くの信者仲間と、目いっぱい活用してまいります」
「豪雪地帯の山間部に住んでいますが、神所に向かう道のりはあっという間で、遠いと感じたことはありません。この20年、まず夫、そして娘、息子夫婦、孫…と、どんどん学びの輪が広がって、家族の縁も深まりました。私自身も、考え過ぎて素直に会話ができない『面倒くさい』性格が、すぐに切り替えられるようになっています。神魂宿る神所で、神の教えを学べたからこそ…と感謝です」
開所から30年を迎え、砂利だった第二駐車場の舗装、室内のクロスの張り替え、高木の剪定(せんてい)などを行いました。
アスファルト舗装に向けて、整地される第二駐車場
大きく茂った木々を剪定
緩んでいた敷石を敷き直し。施工後は足元に安定感が
「開所の時から、施設工事に携わらせていただいています。30年前、偉光会館の図面を目にした際の、心が奮い立ったあの感覚は、今でも忘れられません。うれしくてたまらなかった当時から、10年、20年、熊本地震…と補修を重ねて、もう30年。今回もまた携わらせていただけたことに、心から感謝しています。
さまざまなメンテナンスの中で、最も神経を使ったのが神殿での作業です。仲間には『教会で一番大切な所』などと説明し、自らの姿勢からも神所の尊さを感じていただけるように…と、常に緊張感を持って当たりました。毎朝、『きょうも頑張ろう!』と臨んできた工事も無事に終了。『ありがとうございます!』と声を掛けてくださる、信者さんの期待にお応えしたいと、最後まで仲間と心を合わせて臨むことができました。梅雨の時期でしたが、不思議と天候にも恵まれて、作業も順調に。大きなご守護を感じています」
完成した第二駐車場。雨天でも利用しやすい環境に
剪定後、すっきりとした駐車場
「以前は、『悩んでは神殿に駆け込む』繰り返しでした。しかし、教えを学び始めて、少々のことでは悩まない自分、悩んでも乗り越えられる自分に変わってきたと感じます。この喜びを、周りのみんなも味わえるように、絶対救われることを力強く語っていきます」
「改修を機にこれまでを振り返り、感謝を深くしています。職場の対人関係に悩みがちでしたが、勉強会に出席する中で、人に『求め過ぎる』自分が見えてきました。神殿でその気付きを祈願していると、『まずは自分にできることを』と心が前向きに。そうして、40年という年月を、無事に勤め上げることができたのです。昨年は、母が心の世界に旅立ち、玉納奉寿(葬儀)をしていただきました。神の館に納玉(納骨)もできて、母の喜ぶ姿が目に浮かぶようです」
神の絶大なお力が宿る偉光会館。尊い御場所で教えを繰り返し学び、祈願すれば、確実に心の前進が図れます。この地に暮らす、全ての人がここに奇跡渦巻く館がある価値を体感できるよう、自信を持って喜びを語り、笑顔の輪を広げていきましょう。