私は職員として40年以上、神示教会の歩みを間近に見てきました。供丸斎先生の時代、直使供丸姫先生の時代、そして今の神魂の時代…。その中で最も感じていることは、昔も今も教会の目指しているものは全く変わらないということです。どこを切っても、信者、世の人の仕合せのため。一人残らずの人に悔いのない人生を歩んでほしい…、それ以外、何も求めない姿を、この目で見てきた一人です。神示教会は今までも、これからも、「人類救世」のみを見詰め続けることは決して変わらないのです。
建物の持つ運命の力のとおりに
平成12年に信光会館が開館。神は「この館から 多くの人が救われてゆく」と予言されました。その予言どおり、この会館で神の教えを学ぶことによって、心に気付きが得られ、生き方が確実に上がっていったのです。
平成12年に完成した教育施設、信光会館
信光会館は、教会で一番多くの人を収容できますが、エレベーターはたった2基。開館した当初、「こんな大きな建物なのに、これで足りるのか?」「待ち時間が長い。増設すればいいのに」との声も多くありました。
でも今は、「エレベーターはこの台数で十分」「みんなで譲り合えるのがかえっていい」との声が随所で聞かれます。「私は急がないので、お先にどうぞ」「階段で行くから、着いたら待っていてね」このような会話がエレベーター前で、当たり前のように飛び交っています。
この一場面からも、不満の心はいつしか消え、人を思いやる愛の心が育まれていることを感じます。神が現される会館の持つ力・運命のとおりに、少しずつ、でも確実に、一人一人が豊かな心を身に付けているのです。
エレベーター前では、温かく譲り合う姿が日常的に
心の成長に合わせて環境が整う
新たな建物が建つのは、信者さんが増えたからではなく、全て信者さんの仕合せのため…。実在される神は、何十年という長い時をかけ、私たちの心の成長に合わせて、環境を整えてこられました。設備を整えているのではなく、次のステップへと心を育めるように導いてくださっているのです。
それを、心底感じたのが、友和会館の開館です。
後編で詳しくお伝えいたします。