草や木が勢いよく芽吹き、目にも鮮やかな新緑が、生命力のたくましさを教えてくれる5月。頬に伝わる風は爽やかで、人の心も前向きになるものです。しかし、その勢いを野放しにしては、木々はうっそうと生い茂り、草はぼうぼうとなりかねません。人の心も同じ。自身を振り返って、感じ方、考え方を修正し、丁寧に手入れをすることが必要です。秋に立派な実りを手にするためにも、5月光栄信者参拝時は、年頭からの歩みを見詰め直して、しっかりと軌道修正を図る、とても大切な時なのです。
5月1日、神総本部には、開門と同時に、夫婦で、親子で…と、全国から多くの人々が参拝に。五月(さつき)晴れの柔らかな日差しに照らされ、一人一人の笑顔が輝いていました。
「光栄祭」への出席を楽しみに、続々と人が集まって
この日発行された『友輪』345号。5月から8月までの最新の神示の数々が載っています。参拝を終えた人々は、『友輪』を手に、行事会場へと進みます。
「光栄祭」が始まる前に、「光栄信者参拝時に寄せて」の動画を視聴。神が再三ご指導くださる、仕合せの基となる「家庭」の大切さを確認すると、出席者各人が身を乗り出すように聞き入っていました。神の座である「光明殿」と仏の座である「安明殿」が内参道でつながり、さらに納骨施設である「偉光郷」が整備された今。親から子、子から孫へと繁栄するために、必要な救世環境は整い、さらに引き上げられています。そのありがたさをかみしめるように、一人一人がうなずいていました。
神主教会長先生、教主正使者供丸光先生、神奉仕供丸清先生のお言葉からも、日々正しい生き方ができているか、それぞれが自身を見詰め直したひととき。今の自分の心の動きが、子や孫の人生にどれほど影響するか。病気、事故・災難を寄せ付けない生き方を受け継いでいくためにも、家族との関わりに教えを取り入れることを決意しました。
神奉仕供丸清先生
神主教会長先生
教主正使者供丸光先生
行事後には、心を新たにした人々のお声が届きました。
「家族の絆が大切と、しみじみ感じました。我が家は、いつの間にか、単なる同居人になっていたかも…。まずは、お互いの思いを伝え合うことからやっていきます」
「子供が職場の悩みを抱えた時、『教えからすればこう…』と頭では分かっても、心は思いどおりにならない…と、葛藤を打ち明けてくれました。ところが、つい指摘してしまい、お互い感情的に…。供丸清先生がお教えくださったように、目には見えない“心”を大切に、もっと子供の心に寄り添える親になりたいです」
「真剣に語ってくださる供丸光先生のご表情から、私たちの仕合せを願われる思いが伝わってきて、『きょうから生まれ変わらなければ…』と火が付きました。もっと家族の話を聞いて、受け止めてあげられる夫、父を目指します」
式典の最後に、大切な発表がありました。現在、改築工事が進む長崎偉光会館に続いて、「香川偉光会館」の具体的な動きが確定。9月7日から一時的に閉館して工事に入り、令和8年光寿信者参拝時終了後の新生を目指します。
併せて、「偉光郷」は5月1日から通常運営を再開。7月末に全ての工事が終了した後、救世環境が引き上げられたことを祝う「偉光郷 新生式」を、8月24日に挙行することが決定。神示教会の確かな歩み、前進を、皆で喜び合うひとときとなりました。
5月光栄信者参拝時には、これから連日、神総本部へ、偉光会館へと、多くの皆さまが家族で参拝。自身の心を見詰め直し、たくさんの気付きを得て、さらなる成長を誓います。「光栄祭」の視聴会は、5月14日までです。いち早く視聴し、伸びた枝はすっきり剪定(せんてい)して、良さが光る生き方へと軌道修正を図っていきましょう。