乳幼児を育てる「親の会」を実施
夫婦の心を重ね、後悔のない育児を

子供の成長は早く、一日として同じではありません。その時々に必要なことをしてあげたいと、親であれば誰しも思うもの。しかし、あふれる育児書やSNSの発信の中で、良いとされる情報が、あっという間に「やっぱり違っていた」「その考えはもう古い」となる現代…。何を信じればよいのか、戸惑うこともあるでしょう。
後悔しない子育てをするために、本当に必要なことは何か。神の教えからつかんで、我が子を育んでいこう! そんな意欲にあふれた親御さんが集った、「親の会」。8月24日、乳幼児の親を対象に、神総本部から全国の偉光会館へ中継して行われました。

 

「子育てで大切なのは、“夫婦の心を一つに重ねて”、我が子に向き合うこと」。職員の言葉に、ハッとした様子でメモを取る人々。「父母の考えが違うと、子供も迷ってしまう」「どちらが正しいか、白黒をつけようとすれば、お互いに息苦しくなるだけ」。そうした話に、ばつが悪そうに顔を見合わせる夫婦も。
何事においても、生きる支えになるのが神の教えです。「『分かってくれない』と愚痴る前に、相手の気持ちをもっと分かろう」「忙しいかな、疲れてるかなと勝手に思い込まないで、何でも話そう」。教えで会話の大切さをつかんでいるから、心を重ねる努力ができます。家庭は、どんどん心安らぐ居心地の良い環境へと変化するでしょう。温かい夫婦がつくり上げる「和のある家庭」の中でこそ、子供は健やかに育まれ、良さが引き出されていくのです。

一人親の方も、二人分、頑張ることはありません。父ならばどっしりと家族の心を支え、母ならば優しく包み込んで、自分の任を果たしていきましょう。

 

神の教えから、「夫婦の心を重ねる姿」をつかんだ後は、参加者同士で輪になって、語り合いました。テーマは、「親として成長できたこと」。
「子供が言うことを聞かないときも、感情的にならずに向き合えるようになった」「両親も、自分をこうやって育ててくれたんだと、感謝が持てた」。同じ年代の子を育てる者同士、「私も!」と共感し、親として成長しようと意欲が湧いたひとときになりました。

 

「伴侶に感謝が足りなかった。もっと『ありがとう』を言葉にしたい」「3歳までは、ただただ愛をかける。それ以降は、子供の思いを聞きながら、善悪を教えていく…と、年齢に合わせた関わり方で、早速触れていきます!」。この会を通して、我が子のために、やるべきことが見えた親御さんたちは、愛いっぱいに語ります。

「息子はやんちゃで、正直、育てるのが大変と感じていました。でも、『親には我が子の運命を引き出し 磨く任がある』(『真実の光・神示 平成30年版』194ページ)と学んで、見方が変わりました。“明るく、物おじしない”という長所として、たくさん褒めていきたいです」。

気付きを語り合う、ご夫婦の姿も多く見受けられました。
「今までは、妻への駄目出しが多かったかも。もっと幅広な心で、会話を楽しみたい」。そう語る夫に、「これからはお互いのいいところや、頑張っているところを褒め合っていこうね」と、応える妻。二人とも、相手を見詰めるまなざしに優しさがあふれています。

「語り合いが楽しかった」と話すのは、1歳の子を育てる女性。「子育ての先輩方が、教えを基に夫婦で話し合っている様子が参考になって…。私たちも、会話を大切にしていきたいです」。隣に座るご主人も、「全く同感です」と深くうなずきます。「何か相談されると、毎回『任せる』と言っていました。妻を信頼してのこととはいえ、私の意見も聞きたかったはず…。きょうからは、自分の考えも伝え、思いを確かめ合っていきたいです」。
それぞれが、実践を誓っていました。

 

子供の心を育むために本当に必要なものは、「親がつくり出す温かい家庭」。たとえ、子育てに悩む日があったとしても、夫婦がいつも気持ちを語り合い、お互いを思いやる。その愛の心が、家庭の温度を上げ、子供の心は、豊かに、すくすくと育っていくのです。

 

当日の様子は、こちらをクリック