昨年の真実の光会館 内参道完成に続き、偉光郷が新生を迎えた今年。光明殿、安明殿、偉光郷の3つが一体となって、一家一家の「心の道」が太く、確実につながる時代を迎えました。救いの力がいや増す中で、共に生きる家族のみならず、「命」をつないできてくれた故人・先祖に向ける心を深めた人も大勢います。「亡き親の不器用な愛情に気付けた」「何十年と抱えてきた家族との葛藤がきれいに流れた」など、各人が心を磨いてこそ手にできた、たくさんの喜び。「光寿信者参拝時」は、神の教えを軸に、家族仲良く生きる姿を、安明殿や安明の間で故人・先祖に届ける、「神玉祭」の期間でもあります。
真実の光会館 光明殿で神に今年の御礼を届けた後は、安明殿で故人・先祖へご挨拶
安明殿で、湧き上がる感謝を語って
中でも、神示教会に納玉(納骨)しているご家族には、神奈川県湯河原町の偉光郷、偉光会館にある神玉園で、「神玉祭」の儀式を実施しています。
偉光郷の参道。家族と共に歩む喜びを胸に、一歩ずつ
真心を込めて神門で一礼
爽やかな秋風が吹く偉光郷には、この時期、いつも以上に多くの家族連れが訪れます。あちらこちらで、久しぶりの親戚との再会を喜んだり、記念写真を撮ったりする姿が見られ、明るい歓声が。中には、3世代、4世代で足を運ぶ方もいます。
儀式前のお休み処でも話に花が咲いて
御神体が祭られた儀式会場に入ると、空気は一転して厳かに。水を打ったような静けさの中、開式を迎えました。「私たち人間は、先祖からつながる“縦の心の道”に生まれ、生きています。自身が生き方を高めるほど、子や孫に良いものを残せます」。伝導師の言葉に、うなずく人、あらためて先祖に向ける気持ちを振り返る人…。大切な人を思う心が膨らむ中、それぞれが、家族の絆が強くなった様子や、感謝の心を、故人の魂に届けました。
冒頭、伝導師が神示を基に、儀式に臨む心を確認
故人・先祖への思いがあふれた祈願のひととき
儀式後、家族と笑顔を交わす参列者たち。「優しかったおじいちゃんに、『たくさんかわいがってくれてありがとう』と伝えました」「子供を授かった今年、あらためて命をつないでくれた先祖に感謝が込み上げて…」「もっと安心してもらえる生き方をしていきたい」。感謝の深まりとともに、それぞれが報恩の思いを新たにしています。
「ことしは妻が膝を痛め、何でも任せっきりだった自分を反省しました。でも、『ごめんね。少しはゆっくりして』とねぎらえたことで、夫婦が一致団結できたんです。ますます妻と支え合っていく誓いを届けたら、亡き両親が喜んでくれたようでした」。
「夫や子供たちと、家族みんなで仲良く過ごしているよ、と親に語りました。儀式後、ふっと心に浮かんだのは、疎遠になった兄弟のこと…。このままではきっと心配するだろうな…と思うので、まずは自分から声を掛けていきたいです」。
「祖母と両親の納玉をしています。儀式では、やりがいにあふれる仕事のことや、縁のある方々と楽しく過ごしていることなど、精いっぱいの感謝とともに語りました。心がほっと温かくなって、まるで本当に会えたようだったのが不思議です。また頑張っていこうという気持ちも湧いて、『社会(よ)に在(あ)る納骨施設ではない』と表された神示が心に染みました」。
儀式後は、食事をしながら談笑したり、新たになった展示を見たり。家族でゆったりと過ごすひとときに。
お食事処で家族だんらんの時間を
新設の展示コーナーで、壮大な神のお計らいに思いをはせて
故人の生きた証し、玉(遺骨)を神の御元に納めることで、先祖の魂も、今を生きる私たちの「心」も安心感に包まれます。神が神玉里、神玉園を“御魂安置所”と表される意味がここにあります。また、折々に、感謝の思いや、心磨きに頑張る姿などを家族で届ければ、故人の安らぎは、より一層深いものに。家族で仕合せへと前進していく姿を見せることこそ、まことの「先祖供養」です。納玉されていない方は、安明殿、安明の間で、心行くまで思いを届けましょう。
「神玉祭」の儀式は、予約制で行っています。