光明殿から安明殿へ、一筋、真っすぐにつながる参道が、ついに完成。いよいよ、真実の光会館がその全容を現しました。参拝に訪れたどなたもが、心を静めて、神に、仏に向かう心をつくれるように、また、末永く清浄な環境を保ち続けるために、随所に工夫が施されています。その一部をご紹介いたします。
「安明殿に向かう新たな参道の右手には、羅漢槙(らかんまき)の生け垣と南側庭園の植物が。左手には緑の木々や竹が繁茂する丘が広がっています。当初は板塀になる予定だった生け垣。神の手の中、関係者の心が動かされ、常緑樹が植えられたことによって、大いなる自然に包み込まれるような仕上がりになりました。『自分も生かされている存在』と謙虚な気持ちが湧き上がり、おのずと神への尊敬、感謝が引き出されます」
空や木々など、自然を感じ、心を整えながら新たな参道を進み、仏へのご挨拶の場、安明殿へ 右;光明殿 奥;安明殿
「光池の前にあった由来碑は、真実の光会館 正面玄関へ移設しました。これにより、降り注ぐ陽光が池に反射し、温かな光が広前へ広がるように。さらには、まるで『三筋の道』を表したかのような壁面の全体像が、明確に見えてきたのです。真実の光会館に足を踏み入れると同時に、神、仏、人の道を守る大切さを自然と意識できるこの空間。道を守って、希望の光が通せる人に…と願われる神の深い愛が伝わってくるようで、『神の意図していた姿はこうだったのだ』と、鳥肌が立つ思いでした。整備期間中、止まっていた滝も復活。水の流れ落ちる様子を目にし、水音を聞くだけで、もろもろの思いも流れるよう。外部の喧騒(けんそう)もかき消され、自然と神、仏に向かう心がつくられます。
また、さまざまな条件の下、参道の幅などを検討していくと、光池内に立てる柱の位置が自然と決定。『ここ』という所で、どれもがぴたりとはまっていく不思議に、全てが神の手の中で進んでいることを感じずにはいられませんでした」
光池の奥の壁面には、三筋の道をほうふつとさせる三本線が
太陽の光が降り注ぎ、水面がきらきらと輝く光池
由来碑は正面玄関に移設となり、一般の人の目にも触れられるように
「安明殿へ向かう参道の突き当たり。その足元には、玉石が敷き詰められています。それは、そのまま何となく安明殿に入ってしまわないための工夫です。玉石を迂回(うかい)するように左側へ歩みを進めると、自然と安明殿入口の正面へ。大切な環境に、しっかりと心を向けて入れるようになっているのです。
内参道の完成で得られる救いを、一人も残らずの方々に味わっていただきたい。心からそう願っています」
真っすぐと
神・仏へつながる参道(みち)を
歩むことで
信者の「心の道」も高くなる
(令和6年3月30日 真実の光会館 内参道完成 清めの儀)
真っすぐな参道を歩んでたどり着く安明殿。広前入口の玉石にも意味が
安明殿では、心行くまで故人、先祖へのご挨拶を