いよいよ11月24日に「新生式」を迎える石川小松偉光会館。建物の竣工(しゅんこう)引き渡しも終え、10月下旬には、直使供丸姫先生お手植えの松の木が、新たな神殿近くに移植されました。その様子とともに、現地の方々の声をお届けします。
心を重ねて、記念樹の移動に臨んで
声を掛け合って、丁寧に進む作業
これからも、この地の発展を見守って
「平成元年の開所式から35年。偉光会館とともに歩んできた、大切な大切な記念樹です。移動に当たっては、1年ほどかけて準備してきました。その心が届いたかのように、当日は見事な晴れ。前後に雨が続いていた中で、大きなご守護を感じました。しっかりと根付くように、引き続き、皆で見守っていきます。
また、既存棟から引き継いだ手水(ちょうず)鉢は、皆さまが愛着を持って使ってきた物。限られた空間の中でも、何とか以前の形を再現できないか、何度も検討を重ねました。ぴったりと収まる方法が見つかった時には、関連者一同、大感激でした。
儀式棟の近くに新設された「中庭」には、写真撮影のためのスペースを設けています。神の館で儀式を受けるご家族が、ここで記念写真を撮り、後々まで思い出に残る一日を過ごせるように…。そうした願いを込めて整備いたしました」
神門をくぐると、すぐに手水処が
すがすがしい空気に満ちた庭で、家族写真を
「偉光会館は、この地の方々の人生が懸かっている建物です。人々の開運を願われる「神の御心」をつかまなければ設計はできないと、いつも以上に、向き合う“心づくり”を大切にしました。線を一本引くにも、幾度となく教会図書を読み返し、「まだや」と感じては、また学び直して祈願。そのうちに、救いの源泉である、神総本部を感じられる建物に…と見えてきたのです。そうして完成した設計を、今度は施工会社の方々が形にしてくださいました。関連者の思いが重なり、調和の中で完成した建物。子の代、孫の代、さらにその先の時代へと…。多くの人々が救われていくと思うと、胸がいっぱいです。神を求めて訪れる方々に、ご活用いただける日を心待ちにしています」
「新生式」を控えた新たな偉光会館
「改築中も、夫と毎日、教会図書を読み合わせてきました。その時間が本当に心地よくて、どんどん気持ちが穏やかに。いつの間にか、愚痴ったり、嘆いたりすることが減り、夫との縁も深まりました。これほど成長できるなんて、自分でもうれしいです!」
「小松の偉光会館へは車で15分だったのに、津幡となると片道1時間はかかってしまう…。その不安は、仲間が吹き飛ばしてくれました。気が付くと『一緒に行こう』と誘い合い、道中は教えで気付いたこと、実践できたことで大盛り上がり。『そんな苦労をしてたんだ』『こんな持ち味があったのか』と仲間の新たな面も知れて、地域の方々と縁が深まった10カ月でした」
「『新生にふさわしい自分になるぞ!』と気持ちが高まると同時に、たくさんの心磨きの機会を頂きました。どんな時に見栄(みえ)っ張りの性格が出るか、落ち込みやすさは改善されてきたか…。家庭でも職場でも、毎日が気付きと実践の連続でした。また、父と祖母を見送った今年は、安明の間でのご挨拶が、今まで以上に大切な時間となっています。2人に安心してもらえるように、ますます教えを学び、家族に温かい関心を持って触れていきます」