「全国交流会」を沖縄偉光会館で実施
人と触れ合う喜びを味わった一日

一生において、出会える人は限られているもの。その中で、「元気をもらった」「得ることがいっぱい」「楽しい時間を過ごせた」などと思える出会いがたくさん持てたなら、人生はどんなに充実したものになるでしょうか。

人との交流を広げ、縁を深める場として行われてきた「全国交流会」。7月19日、沖縄偉光会館には、東北、関東、東海、九州地方から参加者が集まりました。現地の方々は、1カ月以上も前から「どうしたら喜んでもらえるだろう」「沖縄らしさを感じてもらいたい」と、準備に奮闘。そして迎えた当日。三線(さんしん)の穏やかで優しい音色が響き渡る中、一人一人に掛けられる「めんそーれ!(ようこそ)」の挨拶に、参加者の心がほわっと温かいものに包まれました。トロピカルな生け花が飾られ、琉球の民族衣装をまとった人たち…。沖縄ムードが会場いっぱいに広がる中、和やかな言葉が交わされ、行事が始まりました。

皆さまのお越しを心から待っていました! 沖縄の人たちの思いを代表して館長が挨拶。「きょうは、目いっぱい縁を深めましょう!」の言葉を皮切りに会がスタート

まずは自己紹介から。「きょうは東京から、夫婦で来ました」という人や、「5月の研修会の時、ここが大好きになったので、今回も参加しました!」「病気を患っていますが、絶対に来たくて…」という人も。参加者それぞれの思いに触れて、温かい拍手が

現地の人も一緒に輪になって。「すてきな生き方をしている」「一人一人の心が共鳴すると、こんなにあったかい…」。同じ教えを学んでいる仲間の発言には、発見がいっぱいです

最後は、琉球の伝統舞踊カチャーシーを全員で。きょうの喜びを分かち合い、一体感が高まって会は終了(中央;芭蕉布の着物姿の館長。おもてなしの心を服装にも)

 

「今回の出会いを大事にしたい」「皆で思い出に残るひとときにできたら…」互いを思い合う純粋な気持ちを重ねた交流会。会が進むほどに、“人と関わる心”がどんどん引き出されていきました。

「今まで、自分と年の近い人や、気の合う仲間としか付き合っていなかったけど…」と言うのは、20代の女性。「きょうは、いろんな年代や環境の人とお話しできて、すごく新鮮でした」と笑顔で感想を語ります。

他にも、「皆さんと触れて、笑ったり、元気が出たり。沖縄の人たちのおもてなしに感動しました。みんなで踊って心が一つになる気分を味わえて、人と触れ合う楽しさを満喫しました」と、満面の笑みがこぼれる人もいました。

「初対面の人には緊張してしまう」と言う沖縄の人は、“私たちの元に仲間が来てくれた”との思いが後押しになって、積極的に発言。「人見知りの人の気持ちが分かるので、これからはいろいろな場面で、自分から明るく温かく声を掛けていきたいです」と、大きな一歩を踏み出しました。

 

ともすると、「人と関わるのが面倒くさい」「傷つくのが怖いから」と避けてしまいがちな人間関係。しかし、進んで触れていけば、こんなにも心地よい世界があると、“人と関わる喜び”を体感したひととき。今回の経験を生かして、出会いを深める毎日を送っていくことでしょう。

「はい! シーサー」。一同でシーサーポーズ。縁が深まった記念の一枚

 

事前の準備から当日まで。「交流会」の様子は、こちらをクリック