令和2年6月14日親の会(乳幼児)神示
教主正使者供丸光先生ご解析

「仕合せ」へ踏み出した!親子の声

これは、誕生から就学前の乳幼児期にある子を持つ親に対し、神がご指導くださったものです。この神示には、「悟り」と「気付き」が示されています。

最初の段落は「悟り」であり、親としての信念に据え、人格に取り入れなくてはいけない事柄です。

夫婦二人で「教え」を学び 「真理」に生きる家庭を二人でつくる
 「教え」が 夫婦の心を一つに重ね 互いを思う心がますます深まる
 真実の愛が芽吹き 深まる家庭に 我が子の心はますます磨かれ
    「運命」に導かれた人生を 我が子は歩み始める
 家庭教育の姿が ここにある

夫婦二人で「教え」を学び
    「真理」に生きる家庭を
      二人でつくる
 「教え」が 夫婦の心を一つに重ね
    互いを思う心がますます深まる
 真実の愛が芽吹き 深まる家庭に
  我が子の心はますます磨かれ
    「運命」に導かれた人生を
      我が子は歩み始める
 家庭教育の姿が ここにある

神は、家庭教育の「いろは」、入門編とも言える基本をお示しくださいました。人は誰も、世に役立つ良い「運命」を持って誕生しています。ですから、正しい磨き方をすれば、必ず多くの人の役に立ち、輝く人生が歩めます。親であるなら、子供の持つその「運命」を引き出し、磨けるように、心を使わなくてはいけないのです。それが、家庭教育の基本です。

それには、まず夫婦二人で「教え」を学ぶことです。学ぶと、気付くことがたくさんあるでしょう。父、母としてやるべきこと、任と立場も分かるはずです。乳幼児を抱える両親は、まだまだ若い人も多く、自分の育ってきた家庭と、二人で築き始めた新しい家庭との違いに戸惑い、悩むことも多いものです。「自分の父と、夫の考え方は、随分と違う」「母ならこうしてくれたのに、妻は子供に対して…」などという感覚も抱きがちです。

しかし、夫婦で教えを真剣に学ぶと、そのように自分の思いを強く持っては、調和を崩してしまうと気付くでしょう。そして、互いを理解し、受け入れる心も育ちます。夫婦の心を一つに重ねることで、真実の愛が芽吹き、深まる家庭となるのです。自分中心の自己愛ではなく、相手を思う他者愛が深まっていくところに、まことの愛深い家庭となります。

家庭という立ち木において、根である父、幹である母として、枝である子を育てる自分の立場を認識して、和のある家庭を築いていきましょう。そこに、我が子の心はますます磨かれ、「運命」に導かれた人生を、我が子は歩み始めます。「運命」に導かれた人生とは、良さを発揮して、社会の役に立つ、生きがいあふれた人生です。家庭教育の基本は、夫婦二人でしっかりと教えを身に付け、愛深い家庭とするところから始まるのです。

 

神示の後半は、「気付き」です。

皆に問う
 人の力の限界を知り 人の存在を生かす「力(運命)」に気付いていようか
 親の任は 我が子の人生を支える「力(運命)」を枯らさぬように
    人生の真実「真理」を 家庭生活に生かして 我が子を育むことにある
 「教え」で触れ合う環境に 人間の実体は高められ 人は皆 運命に重なる人生が歩める
 親の愛に包まれ 「心」育まれる子供は 神宝の時を迎えて 立派に社会に巣立ってゆく

皆に問う
 人の力の限界を知り
  人の存在を生かす「力(運命)」に
    気付いていようか
 親の任は
    我が子の人生を
      支える「力(運命)」を
        枯らさぬように
    人生の真実「真理」を
      家庭生活に生かして
       我が子を育むことにある
 「教え」で触れ合う環境に
    人間の実体は高められ 人は皆
      運命に重なる人生が歩める
 親の愛に包まれ
    「心」育まれる子供は
      神宝の時を迎えて
        立派に社会に
          巣立ってゆく

これが、気付かなくてはいけない家庭教育の具体的な在り方です。人間の持つ力、実力や能力には、限界があります。ですから、家族は、支え合うのです。夫婦もそうであるなら、親は子供を支え、親も子供に支えられます。このような家庭を築くために、教えを学んで、家族で正しく関わることが必要です。

人の力には限界があると分かれば、互助精神を持って、進んで人と関わる大切さが見えてきます。私が学生時代、供丸斎先生のお供をさせていただいた時の思い出です。車で供丸斎先生をお待ちする間、私は憲法の本を読んでいました。車に戻られた供丸斎先生は、その本をご覧になり、「よく勉強して、偉いね。しかし、学問だけでは、仕合せになれない。若い時は、生意気を言わず、素直に、正直に生きることが大切なのだよ」とお教えくださいました。素直であれば、目上が必ず引き立ててくれるからです。人の力には限界があるからこそ、素直に、正直に生きることで、周りからかわいがられ、引き立てられ、自分の人の存在を生かす「力(運命)」が引き出されていくのです。

ですから、我が子の人生を支える「力(運命)」を枯らさぬように、親は自分の立場をよく認識し、子供を育てることです。神の教えを家庭生活に生かして、我が子を育むのです。

 

ここで、ぜひ知っていただきたいのが、神が子供の仕付けについてご指導くださったこのような神示です。

誕生より三年――この間 我が子の魂 我が家に根付く大切な時と申す
 ただただ「愛」をかけ 触れて育てよ
三年より八年――自我芽吹き始めるゆえに
    我が子の「思い」をよくよく聞いて 「善」と「悪」を教えることなり
 この間 我が家の色に 我が子の心は染まると申す
八年より十五年――我が子の人生 あるべき姿が見えてくる
 見えし姿と目指す目標 親はしっかり伝え 応援する時と申す
 迎える神宝の年 我が子は立派に 神の手の中 運命が導く人生を歩みだせるのである

誕生より三年――
  この間 我が子の魂
    我が家に根付く大切な時と申す
 ただただ「愛」をかけ
    触れて育てよ
三年より八年――
  自我芽吹き始めるゆえに
    我が子の「思い」を
      よくよく聞いて
        「善」と「悪」を
          教えることなり
 この間 我が家の色に
    我が子の心は染まると申す
八年より十五年――
    我が子の人生
      あるべき姿が見えてくる
 見えし姿と目指す目標
    親はしっかり伝え
      応援する時と申す
 迎える神宝の年 我が子は立派に
    神の手の中 運命が導く人生を
      歩みだせるのである

この神示は、『実りの光27』12ページ、『真実の光・神示 平成18年版』207ページに載っています。このように子供に触れ、育てていくと、物の捉え方、考え方が高まり、実体(※)が修正されて、やがて15歳を迎えた時には、神から与えられた運命が導く人生を歩みだすことがかなうのです。

 

※実体;親、先祖から受け継いだ、気質、体質、性格。