令和2年3月22日親の会(友輝会)神示
教主正使者供丸光先生ご解析

「仕合せ」へ踏み出した!親子の声

これは、友輝会世代の子供を持つ両親を対象に、神がご指導くださったものです。この神示には、「気付き」が二つ示されています。15歳から30歳という、既に自分の運命実体(※)で人生を歩み始めている友輝会の世代の子供に関わるとき、親として何に気付き、接するべきかを、神がお教えくださっているのです。

前半は、親として必要な一つ目の「気付き」です。

心で有限の時を「生きる」人の姿を知って
    悔いなき人生 手にする「すべ」を学び 生きる人であれ  
 人間は 運命の力に導かれるほど 「存在」に自信を持ち 社会に奉仕する人となる    
 なれど 知識を絶大と思い 頼る心が強く      
    人 物との正しい関わりが持てずに 「人生」に迷い 悩みを深める

心で有限の時を「生きる」
  人の姿を知って  
    悔いなき人生  
      手にする「すべ」を学び  
        生きる人であれ  
 人間は 運命の力に導かれるほど  
    「存在」に自信を持ち  
      社会に奉仕する人となる  
 なれど 知識を絶大と思い  
  頼る心が強く  
    人 物との正しい関わりが  
      持てずに  
        「人生」に迷い  
          悩みを深める

同じ親子の関係でも、15歳を過ぎ、自分の運命実体で人生を歩む、高校生、大学生、社会人ともなれば、一人の人間として親と同等です。誕生から15歳になるまでに、両親が子供に正しい生き方を見せることができたかどうか、その結果が多分に現れてきます。例えば、両親の仲が良ければ…、反対に両親が不仲であれば…、その結果、どうでしょうか。子供の良い運命を引き出し、磨くことができたか、逆に悪い実体を引き出し、子供の生き方に悪影響を及ぼしてしまっているかということです。

運命実体で回るのが、人生です。人生は、有限の時を「生きる」ものです。政治、経済、教育、医療で、人生が良くなったり、悪くなったりするのではありません。寿命という限りがある人生を、どのように生きていくかは、運命に重なるか、実体に流されるかで、大きく差がついてしまいます。

ですから、親も、子も、悔いなき人生、手にする「すべ」を学び、身に付けることが必要なのです。悔いなき人生は、表現を換えれば、自分の分、器からこぼれない生き方、運命に重なる生き方ができれば、確実にかなうものです。各自の持つ良さ、能力、すなわち運命を存分に発揮し、悔いなく生き抜いていけるように、親として導いてほしいのです。

そのようなことは、学校でも、社会でも、学ぶことはできません。「今は、ITの時代だから、専門知識を身に付け、その世界で頑張れば、成功する」と言っても、みんなが成功するでしょうか。「ラーメンがはやっているから、ラーメン屋を開けばもうかる」と言っても、誰もがうまくいくとは限らないのです。

運命の力に導かれた人生、すなわち自分の良さを発揮できる人生を目指すのです。そこに、自身の「存在」に自信を持ち、毎日を生き生きと暮らせます。一人一人の天賦の良さは、人と比較するものではありません。長所、持ち味、運命を生かせたなら、自分に自信が持てないはずがないのです。そこに気付かせていくのが、親としての仕事です。

しかし、現実は、知識を絶大と思い、知識に頼る心が強く、努力すればどうにかなると思い込んでいる人が多いのです。ですから、人、物との正しい関わりが持てず、自ら人生を狭くしている現実があります。正しく関わるとは、人に任せることは任せる、教えてもらうことは教えてもらう、支えてもらうことは支えてもらう、しかし自分にできることは力を惜しまず、人に尽くすというような生き方です。それができないから、「人生」に迷い、悩みを深めると、神は指摘されています。そうしたことを親として認識し、子供に的確に助言していきましょう。

後半が、もう一つの「気付き」です。前半とは、全く違う角度からの親として必要な「気付き」です。

神に出会い 「教え」を学ぶ今 なすべきことを教えん  
 夫婦で「教え」を学び 「真理」のある家庭をつくる努力を 夫婦二人で実践  
 自然と 親 子の触れ合い 会話が増えて  
    我が子の人生は 運命が導く心の動きを取り始める  
 夫婦の会話 心の重なりも 増えてゆく  
家庭は 運命の力に包まれて 夢を持って「生きる」気持ちが芽吹くもの  
 家庭の姿は安定し 愛ある心が家族の気持ちを包み込む

神に出会い 「教え」を学ぶ今
    なすべきことを教えん    
 夫婦で「教え」を学び
  「真理」のある家庭をつくる努力を
    夫婦二人で実践    
 自然と 親 子の触れ合い
  会話が増えて
    我が子の人生は
      運命が導く心の動きを
        取り始める
 夫婦の会話 心の重なりも
    増えてゆく   
家庭は 運命の力に包まれて
    夢を持って「生きる」気持ちが
      芽吹くもの   
 家庭の姿は安定し
    愛ある心が家族の気持ちを
      包み込む

二つ目の「気付き」として神が示されたのが、友輝会の世代の子供を持つ両親として、具体的に何をするかです。それは、夫婦で「教え」を学び、「真理」のある家庭をつくる努力を、夫婦二人で実践することです。家庭は、立ち木で言えば、根と幹がしっかりしてこそ、枝が茂ります。ですから、根である父親、幹である母親それぞれが、正しく関わり、和のある家庭の土台をつくることです。すると、根から栄養が吸い上げられ、幹を通じて、枝である子供に行き渡り、生き生きとした家庭の立ち木になります。自然と、親、子の触れ合い、会話が増えて、我が子は、良さを発揮した人生を歩みだすことができます。心の交流が、家族という立ち木にとって、何よりの栄養となるのです。

家庭は、運命の力に包まれてとは、夫婦、親子の心が重なり、互いの良さを生かし合っていることです。このような家庭であれば、社会のために大いに役立ちたいと願う心が湧いてきます。これが、夢を持って「生きる」姿です。自分に対して自信が持てれば、何があっても打たれ強く歩めます。

 

和のある家庭があると、親も、子も、一人一人が確実に実体を修正し、運命を磨いていくことができます。ですから、親として、この世の仕組み、運命を磨くすべを知り、子供に対して何をすべきかをつかんで、家族で心を通わせ、触れることです。知識を絶対と思えば、学歴だの、資格だのと、形にこだわってしまいます。必要なことを学び、身に付けることは大切です。しかし、親として重要なのは、自分の背中を通して子供に生き方を見せていくことなのです。

 

※運命実体;誰もが誕生と同時に与えられ、人生を決定づけていきます。「運命」は、神から授けられた、この世に役立ち、必要とされた力です。それを生かせば、仕合せで何の悔いもない人生が歩めます。「実体」は、親、先祖から受け継いだ、気質、体質など遺伝的なものです。気持ちが安定していると運命を引き出し、不安定だと実体を引き出します。運命実体が心の動きを生み、人生を左右していくのです。