生後数カ月で聴覚に障害を来し、サイレンなどの大きな音以外は聞こえません。耳が聞こえないことを受け入れるまでには時間がかかりましたが、今は「一度きりの人生だから、楽しい毎日を重ねていけるように頑張ろう」という気持ちです。
休日には、目と耳が不自由な方のマラソンの伴走をしています。通訳介助者の資格も取得しました。伴走や研修会などで通訳をしたときに、「あなたにお願いしてよかった」と言われるのが大きな励みです。耳が聞こえなくても、できることがたくさんあります。神の教えを学ぶ中で、それを確信しました。これからさらにいろいろなことに挑戦して、「この人生でよかった」と言い切れるように頑張ります。