令和6年1月29日に、「改築に向けての信者勉強会」と「清めの儀」が挙行されてから3カ月。順調に進む工事の状況と、「生まれ変わる偉光会館にふさわしい心」を目指して邁進(まいしん)する信者の皆さまの様子をご紹介いたします。
新たな神殿、儀式棟は、基礎のコンクリート打設工事が済み、鉄骨が建ち始めました。
今秋の完成を目指して整備が進む
中央;神殿棟 右奥;儀式棟 左奥;既存棟
神門をくぐり、真っ先に足を運ぶ神殿は、今までよりも広く
左;既存棟
家族との絆が深まることを願って
「神殿棟、儀式棟のどちらも既存の建物とつながる設計のため、さまざまな調整が必要です。難しい作業もあるものの、訪れた人たちが雨や雪の日でも行き来しやすいようにと考え、この設計に。それぞれが家族との絆をさらに深められることを願って、皆で心を重ねて工事に当たっております」
改築後の全体像(模型)。多くの人々が救われ、次代へとつなぐ館に
思いのこもる神殿の床板を次代へ
「教会徽章や御真影台などは、これまでの物を新たな館でも大切に活用させていただきます。加えて、『神殿の床板を引き継げないか』という話が持ち上がりました。開所当時、直使供丸姫先生が神の御魂を宿してくださり、多くの方々の感謝の思いが染み込んでいる神殿です。『老朽化していても何とか…』という気持ちで、床と腰壁の板を外し、一枚一枚、丁寧に削り直しました。そうして一部を、『安明の間(ま)』へ続く廊下の床板として残せることになったのです。今後も、皆さまの熱い思いに応え、最高の建物を造り上げる意気込みで精いっぱい取り組んでいきます」
参拝のたびに、感謝の思いで見上げてきた教会徽章も、新たな神殿へ引き継ぐ一つ
心が重なるほど味わう不思議
「神示教会の神殿などの木工工事を請け負い始めて約20年。石川小松に神の館が誕生した際、父が建設工事に携わらせていただいたのが最初でした。どの館の建設にも真心を込めて臨んできましたが、今回は地元の神所。思い入れもひとしおです。私自身、ここでどれだけ救われたか知れず、本来の『短気』が全く出ないのも、まさに神のご守護。おかげで、職場でも、関わる方々と調和しながら作業できるように。心が重なっていると、気張らなくてもスムーズに工事が進み、工期も間に合い、全てがうまく回っていく不思議を味わっています」
心を込めて記念植樹のお世話を
「これまで、植木の手入れを担当してきました。中でも、直使供丸姫先生がお手植えされた松の木には、細心の注意を払ってきたのです。はさみを入れるときも、神魂に語り掛けながら…。神殿でも、元気に育つことを何度願ったか知れません。
石川小松の皆さまにとっても、掛け替えのない木。訪れた方々が作業をご覧になり、『ありがとう』と声を掛けてくださることが本当にうれしいです。いつも皆さまの思いを背中に感じながら、お世話に当たってきました。とはいえ、時には枝に勢いがなくなることも。最善の対応を取るのはもちろんですが、それだけでなく、自ら回復していくのが不思議です。思わず、『すごいね』『元気になるんだよ』などと声を掛けてしまいます。そうして34年、とても立派な木になりました」
平成元年3月29日開所当日に、供丸姫先生の御手によって植樹された松。偉光会館の歴史とともに成長
松の木の移設は一年前から整備
「参道の奥にあったその松を、改築に伴い、新たな神門をくぐるとすぐに見える位置へ移設することに。植え替えた時に良い状態が保てるよう、根を遮断し、枝を軽くして…と、一年前から作業してきました。新たな場所に早く根付き、皆さまにますます愛していただけるように、引き続き心を込めてお世話していきます」
「信者籍を置いて40年。『真実の光会館』の内参道完成と時を同じくして、石川小松偉光会館も新生することがありがたくて…。整備中、津幡や福井で、一生懸命に神の教えを学んでいます。自分の感じ方のチェックと修正を意識して、新生式には、心が成長した姿を必ず神にお届けします!」
「この地は、物・事にこだわる心が強いと教えていただき、そこに込められた“思い”に目を向けられるように努力しているところです。自分自身も、もっと相手の身になった考え方ができるようになりたい。まずは、家族に思いやりの気持ちで関わっていこうと頑張っています」
館の改築に合わせて「自分も新生!」。その思いで各人が、神の教えを軸とした心磨きに努めています。