7月のカナダに続き、アメリカでも、8月12日に儀式を実施。会場となったサンフランシスコは、神示教会の行事開催そのものが、今回が初めてのことでした。5月のロサンゼルスでの行事には、遠くて行けなかった人も多く、儀式の要望は数年前からあったこの地域。フロリダにある海外事務所の職員は、儀式備品一式を携え、4000㎞以上に及ぶ移動も、現地の人たちと会えるうれしさでいっぱい。みんなが待ち望む中で迎えた当日でした。
「やっとこの日が来ました!」と明るい笑顔の人たちが次々到着。「どんな行事になるのだろう」「いろいろな信者さんに会えるのも楽しみ」期待と活気に満ちた会場で上がったのは、“ポジティブ!”との声。勉強会に、儀式に…と訪れた人たちは、「多くの信者仲間と触れ合えて良かった!」「家族と参加できてうれしい」と、それぞれに有意義な時間を過ごしました。
これまでの感謝と今後への決意が心に
儀式には、人生の節目を迎えた人たちが家族と共に参列。祭壇がしつらえられた会場は厳かで、清らかな空気が漂います。神の分魂が封じ込められた御神体を前にすると、自然と居住まいを正したくなるのも、神を感じればこそ。さらに、伝導師の、「皆さまの真心を神につないでまいります」という言葉を耳にして、一層真剣な表情に変わります。日本語が分からない子供たちには、英語で語り掛けながら進行するのも、海外ならではの一幕。人生に訪れる節目、儀式の意味を知り、今の思いを神に届ける中で、これまでの感謝や今後への決意が引き出されます。「自分の気持ちが神にしっかり伝わっている」そうした実感から、深い安心感に包まれ、生きる活力も湧いてきます。儀式とは、仕合せに向かって力強く前進できる、貴重な機会なのです。
家族との絆が深まり、共に生きる喜びを
長寿を祝う神魂の儀には、60歳を迎えた妻とアメリカ人の夫が参列。神に守られたこと、家族に支えられた年月を振り返り、「もっと長生きしよう」「もっと仕合せな人生を…」という思いが込み上げます。それは、共に生きる家族も同じ。儀式中、妻を温かいまなざしで見詰めていた夫は、「60歳なんて信じられない、僕から見れば30歳!」とユーモアを交えながら愛情表現。照れくさそうな笑顔を浮かべた妻は、さらなる長寿を目指す決意に加え、「ますます夫をサポートできる妻になりたい。孫も生まれたので、二人で子供夫婦を見守りながら応援します」と、家族を大事に思う気持ちも強くなりました。
大きな環境変化があるときこそ、家族の心がしっかりと一つにまとまることが大切です。日本からアメリカに転居した夫婦は、神光生清の儀に参列。夫は、少し前に病に倒れ、回復を機に信者になったばかりです。二人が抱えていた体調面や新生活への不安がきれいに清められて、神の大きなご守護を味わいました。「どんなことも夫婦で乗り越えていけば大丈夫だと思えました。夫と教えを学んで、アメリカで仕合せな毎日を送ります!」晴れやかな表情で語る姿は、儀式を受ける前とは別人と思えるほどの変わりようです。
兄と妹が一緒に神宝祭(15歳の節目)に臨んだ家族。コロナ禍の影響で、兄は3年遅れの18歳での参列です。神から授かった世に役立つ力が芽吹き、自分の力で人生を歩み出す節目を迎え、神に真剣に思いを語る子供たち。その姿に母親は、「ここまで無事に成長できて…。夫婦でコツコツと教えの実践に取り組んできたおかげ」と涙が止まりません。儀式で、神の存在を感じたという子供たちは、「迷うこともあるけれど、神の教えを意識して、正しい判断をしていきたい」と、神と共に自信を持って、明るい未来へとスタートを切りました。
他の儀式でも、「大切な家族がいてくれたから、今の私が…。その感謝を忘れないで、温かい家庭をつくっていきたい」「多くの人に支えられてきたこれまで。人生のステージが進んだ今、人に恩返しする生き方を…」などの声が。人生の節目に家族との絆を深め、今後への夢や目標を持てたなら、人生は確実に上昇していけます。儀式で誓った一人一人の思いを、神は確かに受け止めて、心を導いてくださるのです。
全てが神のご守護の中で行われる儀式と行事。だからこそ、仕合せへとつながる深い気付きや驚くような心の変化が、必ず生まれます。自ら会場に足を運び、職員や信者仲間と触れ合えたひとときは何にも勝るもの…。喜びや感動、感謝…、さまざまな思いを実感でき、サンフランシスコの方々にとって歴史的な一歩を踏み出した日となりました。これをスタートに、この地の信者の人生が大きく開かれていくことでしょう。